金子恵美元衆議院議員の場合は、出産6日前に夫である宮崎謙介元衆議院議員が女性タレントを自宅に連れ込んでいたことが発覚した。『週刊文春』(文藝春秋)2016年2月18日号の報道を受けて会見した夫は「人間としての欲が勝ってしまった」などと不倫を認めた上で議員辞職したが、その後も複数の女性と性的関係があることや、他の女性と婚約していた事実、交際女性への1日400回におよぶ生々しいLINEメッセージの内容などが報じられる事態となった。それでも金子元議員は、離婚という選択をしなかった。夫のスキャンダル発覚後の選挙で落選し、現在は実質的にタレントとして活動している。

 田中美絵子元衆議院議員は、『週刊新潮』(新潮社)2012年6月21日号で、国交省の既婚キャリア官僚との駅中キスとお泊まり不倫が報じられた。路チュー写真について「私じゃない」と否定していたが、同年の選挙で落選して以降、何度か出馬するも、現在に至るまで再選はかなっていない。さらに15年に小山展弘元衆議院議員と婚約し、入籍日まで報告したが、のちにブログで延期を発表。こちらも、現在に至るまで結婚はしていないようだ。

 橋本聖子参議院議員は、『週刊文春』(文藝春秋)2014年8月28日号に、ソチ五輪閉会式の夜に開かれたスケート競技の打ち上げ会場で、フィギュアスケートの高橋大輔選手に、何度も無理やりキスしている写真が掲載された。橋本議員は「キスを強制した事実はありません」というコメントを発表し、高橋選手も報道陣の取材に対して「大人と大人がハメを外しすぎた。反省してますが、パワハラ、セクハラとは一切、思っていない」と語ったため、一時は日本スケート連盟の会長辞任を申し出ていたが、慰留されて撤回した。

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