『下町ロケット』徳重聡、メガネキャラで“予想外のブレイク”!?の画像
※画像はTBS『下町ロケット』番組公式ホームページより

 阿部寛(54)主演の『下町ロケット』が12月23日、ついに最終回を迎える。2019年1月2日にスペシャル版の放送はあるものの、セカンドシーズンはこれにて幕。最終回を前に第10話では視聴率15.5%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と大きく数字を伸ばし、あらためてその人気の高さを証明してみせた。『今日から俺は!!』(日本テレビ系)など話題作が多かった秋クールのドラマの中でも、ズバ抜けて高視聴率だった『下町ロケット』だが、最もブレイクした俳優は誰なのか? 12月16日の放送を振り返り、考えてみたい。

「佃製作所」は下町トラクター、ダーウィンに対抗する「帝国重工」のトラクター、アルファ1のトランスミッションを製作するかどうか迷っていた。社長の佃航平(阿部寛)は元ギアゴーストの島津(イモトアヤコ/32)を訪ね、トランスミッションを一緒に作ってほしいと協力を請う。結果、島津は佃製作所に入り開発陣に加わったのだが、それでも軽部(徳重聡/40)は常に定時で退社し、立花(竹内涼真/25)らと対立を深める。しかし、軽部が定時に帰るのには事情があり、遅い時間に会社に戻って作業をしていたという事実が発覚。こうしてトランスミッションチームが一枚岩になったが、一方でアルファ1は、試運転をさせてもらえる場所探しに四苦八苦していた……。

 この放送で一躍、注目されたのは徳重聡が演じる軽部だろう。毎日、定時に帰って周囲をいらつかせていたのは、娘の病院に行くためという感涙ものの事実が明かされたのだ。これには「軽部さん! 一生ついていきます!」「軽部さん一気に好感度アップですな」とSNSでも軽部を賞賛するコメントが続出。10話まで溜めに溜めてのネタばらしだけあって、反響も大きかった。

 徳重聡といえば、2000年に行われた『21世紀の石原裕次郎を探せ!』という一大オーディションで、5万人以上の応募から選ばれた逸材だ。とはいえ彼も気づけば40歳。石原プロに所属しながらも、これまで代表作は2007年の映画『俺は、君のためにこそ死にゆく』の特攻兵役ぐらいで、近年は連続ドラマへの出演も少なく、知名度は高いものの実際に顔を見る機会は少なかった。

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