岡村隆史(ナインティナイン)
岡村隆史(ナインティナイン)

 12月18日、NHKは『第69回NHK紅白歌合戦』に、人気番組『チコちゃんに叱られる!』からチコちゃんと岡村隆史(48)が出演することを発表。企画コーナーで、2人の絶妙なかけあいが見られることになった。

 今やNHKの看板番組の1つともなった『チコちゃんに叱られる!』は、5歳の女の子・チコちゃんが問いかける“素朴な疑問”に答えていくバラエティ番組。今年4月にスタートすると、チコちゃんのユニークなキャラクターと毒舌ぶりが人気を呼び、大ブレイクした。

「金曜夜の本放送は、視聴率10%台と安定した人気を獲得しているんですが、すごいのは、土曜朝の再放送のほうは視聴率が15%台にまで跳ね上がるんです。それだけ幅広い視聴者に愛されている証拠でしょう」(テレビ誌ライター)

 NHKの番組らしからぬ、“攻めた”放送内容もたびたび話題となった。

「『チコちゃん』はNHKの番組ですが、制作しているのはフジテレビの子会社である共同テレビ。収録現場にいるNHK関係者は、番組アシスタントを務める女子アナウンサーだけという珍しい現場です。裏を返せば、今回の成功は、民放のバラエティ力と“NHKブランド”の情報信頼度がうまく融合した結果といえるかもしれませんね」(テレビ制作会社関係者)

 その人気の中心にいるのが、お笑いタレントの木村祐一(55)が声を担当しているチコちゃんだ。番組中、チコちゃんの疑問に出演者が答えられないときに繰り出すセリフ「ボーっと生きてんじゃねーよ!」は、今年の「新語・流行語大賞」でトップテン入りしている。

「業界関係者の間では、チコちゃんの“ボーっと生きてんじゃねーよ!”が『紅白』のカギになるといわれているんです」

 こう語るのは前出のテレビ制作会社関係者だ。

「番組でチコちゃんがこのセリフを口にするとき、顔が真っ赤になって巨大化しますが、これは収録後にCG処理で加えられたもの。『紅白』はもちろん生放送ですから、これをどう処理するのか注目されているんです」(制作会社関係者)

 すでにチコちゃんは9月22日、『NHK×日テレ』特番で生放送に出演した経験がある。この際は“着ぐるみ型”での登場で、顔の表情はまったく変わらなかった。

「普通なら着ぐるみでの登場となるでしょうが、それだと視聴者は納得しないはず。NHKと制作担当の共同テレビのスタッフもなんとか生放送でチコちゃんに表情をつけられないか、検証に検証を重ねているようです。NHKの放送技術力は世界一ともいわれていますから、最新技術と共同テレビのスタッフの情熱が合わさって、『“生”ボーっと生きてんじゃねーよ!』が実現するかもしれません」(前同)

 ぜひ生放送でも、いつものチコちゃんに会いたい!

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