『サザエさん』成人版カツオの登場で「あの人に激似説」実証

　２０１９年に放送５０周年を迎えるアニメ『サザエさん』（フジテレビ系）。過去には浅野温子（５７）や観月ありさ（４２）などをサザエ役として実写ドラマ化もされている同作だが、磯野家の長男・カツオに関しては「ある人物に似ている」という説がネットでは根強かった。１２月１６日に放送された「カツオ夢の長財布」というエピソードでは、その説を実証するような場面があった。

　ある日カツオは、ワカメのクラスメイトの堀川くんが、喫茶店の中を覗きこんでいるところに遭遇する。堀川くんは、喫茶店の中で一緒にコーヒーを飲んでいる神父と和尚の二人の「どちらが偉いのか」を気にしており、カツオはそれを聞いて「簡単だよ」と即答。「店のコーヒー代を払うほうが偉いんだよ」と説明した。

　夕食中、その出来事を家族に話したカツオは、「僕が大人になったらお父さんとお母さんをレストランに連れていって……」と未来の夢を語りはじめた。カツオの夢は、大きな窓から夜景が見える高級レストランで食事をしたあと、「ここは僕に任せて」と高身長のカツオが長財布を取り出し会計に向かうというもの。

　カツオがサザエらに「お金持ちは長財布なんだよ」と持論を展開するという場面だったが、カツオの“成人版”の姿がネットでは話題に。１８０センチ程度ありそうな長身で、スーツをビシッと着込んでいるのだが、頭だけは大人になっても坊主頭のまま。これが「荒川良々に似すぎ！」「完全に荒川良々だ」と話題になった。

　荒川良々といえば、松尾スズキが主宰の大人計画に所属する個性派俳優で、最近では米倉涼子（４３）主演のドラマ「リーガルＶ～元弁護士・小鳥遊翔子～」（テレビ朝日系）に出演した名脇役。１８０センチを超える長身に、頭はイガグリ坊主というルックスで、かねてより「カツオと荒川良々の激似説」がネットでは濃厚だった。

　今回思わぬところで大人になったカツオが登場したが、ＳＮＳなどで「スーツ着てても坊主なのか」「背がでかくなっても坊主のカツオがかわいい」「カツオは大人になって金持ちになっても坊主」というツッコミが続出。「見れば見るほど荒川良々」「やっぱり荒川良々はカツオに似てるんだな」という指摘も少なくなかった。

　かつては「大人グリコ」のＣＭで浅野忠信がカツオを演じたこともあったが、いつか荒川良々が演じるカツオも見てみたいところだ。