■大谷翔平がメジャーリーグで二刀流!
――そんな中、スポーツ界で明るかったのが大谷翔平の大活躍ですね。
坂上 やっぱり、オープン戦でなかなか結果が出ないときに、足上げるのを止めて対応型になったのがよかったですね。僕は、そこまで打撃は期待してなかったのに、足上げないで、あんなホームラン打てるって、やっぱり規格外ですね。
――彼は、すり足で打ってますよね。
坂上 本当にビックリしました。BSなどで見ていましたよ。大谷を見てると、なんだろう……今までの人たちって、ま、野茂(英雄)が最初に揉めてまでメジャーに行ったのから始まり、松井(秀喜)だって巨人を抜けて行ったし。大谷は、そもそもメジャー志向だったわけだけど、やっぱ日ハムで正解だったよね。栗山(英樹)監督でラッキーだったし、何の問題もなくメジャーに送り出されたので、何か野茂や松井と違って悲壮感がない。ああなってくると、何か変わってくのかなって。
――松井などは、ファンにしてみれば、“裏切られた”という感もあったかもしれませんね。
坂上 うん。でも、そうなると無駄に力が入っちゃうじゃないけど、変な覚悟みたいなのできちゃうかな。
――来シーズンの大谷は、手術の影響で打者に専念するとされていますが、40本塁打も夢じゃないのかなと期待してしまいますよね。
坂上 彼の最大の功績は、メジャーで二刀流を押し切ったことでしょう。ケガしたとはいえ。だから、今年の甲子園で大阪桐蔭の根尾昂くんみたいな。ピッチャーが出てきたわけだし。大谷がプロになった直後は、二刀流を批判していた評論家がたくさんいて、まあ、俺も二刀流反対の一人だったんですけど(笑)。大谷本人は、それを軽く超えちゃうのっていうのがすごいですよね。
――規格外ですよね。
坂上 何か、のほほんとしてるでしょ、あの人。悲壮感がまったくないから。今、多少短くなってもいいから、メジャーでフルで二刀流を貫き通してほしいと思っていますね。「15勝、3割、30本、100打点」ぐらいの大記録をぜひ!
――怪物ですよ(笑)!
坂上 いや、大谷だったらきっとできる! それで、メジャーに「ザマァミロ!」って見せつけてやってほしいですね。
――夢が膨らみます。続きは次回、お願いします!