山根明
山根明

(質問1)金に困っている同僚がいて、いつも金を貸してくれと頼まれます。1回、5万円を貸したことがありますが、当然のように返って来ませんでした。彼は、私がお金を貸さないと「死ぬしかない」と言うのが口癖ですが、貸しても絶対、返ってこないことは明白。ただ、生活費に困っている様子を見ていると、貸さないのも悪いような気がしています。死なれては困りますが、私も少ない小遣いでやりくりしているので、これ以上、貸せません。どうすべきでしょうか。(福岡県・57歳・男・ドライバー)

 こういうときはね、あなたの手元にお金がない場合は、貸すべきじゃないね。「今はお金ないですから!」と、ハッキリ断るべきや。ただ、相手が大事な親友で、困っているところを、どうしても見捨てられんという場合もあるでしょう。そういうとき、相手が10万必要だと言うなら、3万でも「これで足しにせえ!」とビシッと言って、あげたらええ。貸すんじゃなく、やったつもりでな。

 ただ、お金を貸してくれという場合、お願いしてくる側も、相手を選んで声をかけとるはずや。あなたには頼みやすいんやろうな。僕には、誰もよう言わないですから。そもそも、僕はお金ないですから、今まで「貸してくれ」言われたことはないですね。

(質問2)いわゆる中間管理職です。女性部下2人がしょっちゅう揉めていて、職場の空気が大変悪くなっています。下手にかかわりたくないので、見て見ぬふりをしていますが、このまま見過ごしていては、まずいですよね……。上司として、どう対応すべきでしょうか。山根前会長に、部下のまとめ方を助言していただきたいです。(兵庫県・48歳・男・通信会社勤務)

 部下が揉めとるときはね、山根スタイルだと、「お前ら、こうせえッ!」と白黒、ハッキリ命令します。というのも、揉め事の仲裁をするときはね、中途半端にかかわると、事態がさらに悪くなりますから。強い態度で、ビシッと言ったほうがいいんです。

 両方から話を聞くのはいいけど、「あなたの気持ちも分かる、あなたの言うことも正しい」とどちらにも、ええ顔しとったら、話はややこしくなるだけや。50%程度だった揉め事でも、100%に大きくなる。だから、下手にいじるくらいなら、かかわらないほうが、かえって皆のためや。

 本当に揉め事を収めようと思ったら、まず、力がある人に仲裁に入ってもらうことやね。自分が言ってもダメそうなら、会社のもっとエライ人を連れてくる。誰も文句言えんような、この人に言われたら、「言うとおりに従います!」とひれ伏すくらい、パワーがある人ね。そういう人が、「仲ようせえッ!!」とひと言、言えば丸く収まるもんや。

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