宇多田ヒカル、浜崎あゆみも!「平成」を彩った歌姫たちの現在とは

 引退した歌姫がいれば、いまだ現役バリバリの歌姫もいる。2018年12月9日にデビュー満20周年を迎えた宇多田ヒカル(35)だ。1998年の同日、15歳のときにシングル『Automatic』でデビューすると、いきなり200万枚超えのダブルミリオンを記録。ファーストアルバム『First Love』は700万枚以上を売り上げ、国内アルバムセールス記録歴代1位という日本音楽史に残る金字塔を打ち立てた。 

 その後も立て続けにヒットを飛ばすも、2010年に突如“人間活動”宣言し、翌年以降の活動休止を発表。しばらくは表舞台から遠ざかっていたが、16年に音楽活動を再開すると、8年ぶりとなる6thアルバム『Fantôme』を発表。翌年には7thアルバム『初恋』を発売、そして12年ぶりとなる最新の国内ツアーでは14万人を動員するなど、精力的に活動している。 

 現在もツイッターのフォロワー数は約290万人と、女性ミュージシャンの中では国内ナンバーワン。私生活では2度の離婚を経験し、シングルマザーとなった彼女だが、音楽家としての才能は衰えることを知らず、いまだその人気は健在だ。 

 この宇多田、そして椎名林檎(40)と同じ「1998年デビュー組」の歌姫として忘れてはならないのが、浜崎あゆみ(40)だ。モデル、女優としての活動を経て、シングル『poker face』で歌手デビューすると、自ら作詞・作曲を手掛けた楽曲が若い女性たちを中心に支持を集め、次々ヒット。愛らしいルックスやファッションも相まって、「女子高生のカリスマ」として“あゆ”ブームを巻き起こした。 

 2012年には、ソロアーティストとして史上初のシングル・アルバム総売上5000万枚を突破するなど輝かしい記録を誇り、平成を引っ張ってきた歌姫の1人であることに疑いの余地はない。が、最近ではインスタグラムの投稿ばかりが取り上げられ、本業以外での話題が目立つ。 

 しかし、ここにきてファンを喜ばせたのが、音楽番組(18年12月5日放送のフジテレビ系『2018 FNS歌謡祭』)の中で、浜崎が宇多田のヒット曲『Movin’on without you』のカバーを披露したことだ。2001年のアルバム同時発売時には「歌姫」対決が話題になるなど、何かと比較されることの多かった2人。時を超えた異例のコラボは、SNS上でも「最高」「懐かしい」「感慨深い」と大きな反響を呼んだ。 

 あの頃、誰もが憧れた歌姫たち。表舞台から去る者、変わらず歌い続ける者……デビューから20年余の時を経て、三者三様の「平成の終わり」を迎えているようだ。

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