ビートたけし(北野武)
ビートたけし(北野武)

 縦横無尽のギャグと鋭い風刺で、テレビを席巻し続けるビートたけし。彼の最大の武器は、本質をズバリついたコトバだろう。これまで、たけしが世に放ってきた珠玉の金言をフラッシュバック!

よく「時代を読め」なんて奴がいるけど、バカ言ってるんじゃない。 
(『悪口の技術』新潮文庫)

 時代を読め!――ビジネス雑誌や経営指南書に頻出するフレーズである。時代の風を読み、一歩先、二歩先を行かなければ成功は覚束ない。これをたけしは出鱈目だと一刀両断する。

「清流に鮎がいるといっても、鮎が清流を作ったわけじゃないだろう。綺麗な水だったから、鮎が棲んでいるってだけのことだよ」(『悪口の技術』新潮文庫)

 たけしは自分が芸人としてブレイクしたのは、運よく時代のニーズに合致したからだという。運も実力のうち、人間の成功などは運次第というわけだ。

 さらに、人と違ったことをして成功を追い求める人間よりも、「一般常識の中に埋もれちゃっているような奴」にこそ、幸運の女神は微笑むとたけしは言う。本当は、常識や普通の感覚を身に着けた者こそが、「そこから外れた何か」を実現できるのだろう。

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