堀ちえみ「ドジでのろまなカメ」はママタレとして芸能界で歩み続けたの画像
※画像は『大映テレビ ドラマシリーズ スチュワーデス物語 DVD-BOX 前編』より

80年代アイドル美女黄金白書

第9回・堀ちえみ

 白石まるみ(1/21)、川島恵(2/21)、中野美紀(3/1)、北原佐和子(3/19)、新井薫子(3/21)、渡辺めぐみ(4/1)、川田あつ子(4/21)、伊藤かずえ(4/21)、真鍋ちえみ(5/1)、伊藤さやか(5/21)、水谷絵津子(5/21)、水野きみこ(5/25)、三井比佐子(6/1)、つちやかおり(6/21)、坂上とし恵(7/21)……。

 これは、1982年の年明けから夏にかけてレコードデビューしたものの、歌手としては商業的に成功しなかったアイドルたちの名前である(カッコ内はデビュー日)。

 1982年は、おそらく史上最多の新人ソロアイドルがデビューした年だと考えられ、3月21日にデビューした堀ちえみ(51)は、そのなかでも松本伊代(53/デビューは81年秋だが、新人賞レースにおいては82年組扱いだった)、小泉今日子(52)、石川秀美(52)、早見優(52)、中森明菜(53)らとともに、トップグループを形成したひとりだ。

 ぶりっ子でもツッパリでもない、如何にもホリプロ的な庶民派キャラクターで人気を博した彼女は、歌手としては『さよならの物語』『夏色のダイアリー』などオリコントップ10入りする曲を何曲か残し、『NHK紅白歌合戦』にも出演しているが、事務所の方針なのか当初からライバルたちよりも女優業に積極的だった。

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