■宮藤官九郎との名コンビが復活

 生田斗真はジャニーズ事務所の所属ながら、歌手活動をほぼせずに俳優業を中心に活躍している。その演技力には定評があり、16年にトランスジェンダーを取り上げて注目された映画『彼らが本気で編むときは、』や、昨年、瑛太(36)とダブル主演で注目された『友罪』など、とにかく主演作が多い人気俳優だ。以前は民放のドラマでもたびたび主演を務めていたが、15年の『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』(TBS系)以後、テレビドラマの出演はなく、今作は生田の演技をテレビで見られる貴重な機会となりそうだ。

 映画ではシリアスな役を静かに、ときに感情を爆発させて表現している生田斗真だが、シリーズ化もされた映画『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』の菊川玲二のような、コミカルな役柄も得意だ。この『土竜の唄』シリーズの脚本は、なにを隠そう、宮藤官九郎。そうなれば今回、クドカンが生田に求めたのは『土竜の唄』で見せた、超ハイテンションで笑える演技かもしれない。第1話の“天狗コール”のように、生田が笑いをとってくれるシーンを、今後も見せてくれるのではないだろうか。

 今年の大河ドラマはいつもとは違う。ジャニーズファンならずとも、生田の演技に注目すべきだろう。(ドラマライター・半澤則吉)

※画像はNHK『いだてん』番組公式ホームページより

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