前科7犯、借金50億円、米国司法当局から懲役370年求刑されるなど、壮絶な経歴を持つことで知られるビデオ界の“帝王”村西とおる監督。その半生を描いたドラマ『全裸監督』の撮影が順調に進んでいるという。
同作は作家でジャーナリストの本橋信宏氏(62)の著書『全裸監督 村西とおる伝』(太田出版)をベースにした作品で、動画配信サービス『Netflix』が全8回の連続ドラマとして制作するもの。2019年に世界190か国以上で配信する予定だ。
「同作で村西監督を演じる山田孝之さん(35)ですが、この役のオファーに対して二つ返事でOKを出したそうです。アダルトな世界を描くドラマに出ることは、企業のCMにも多く出ている山田さんにとってはマイナスな面もあると思います。ですが原作者の本橋氏が山田さんに、そのあたりの覚悟について聞いたところ“CMがなくなったら? 別にいいじゃないですか”と即答されたとか。あまりのまっすぐな返答に本橋氏も惚れ惚れしてしまったそうですよ」(芸能記者)
山田孝之といえば、2015年にスカパー!で放送された『おっぱいコレクション2015秋』にゲスト出演。女性の生のバストを1時間にわたって真顔でにらみ続けた。また昨年5月には、SHIBUYA109で行われた、女性のバストサイズを計測し続けるというイベントにも登場。300名分のバストサイズを真剣な表情で計測する山田の姿が話題となった。
「アダルトな世界の話でも、作品づくりに関しての真摯な姿勢は変わらない。村西監督への“なりきりぶり”でスタッフを驚かせているようです」と明かすのはドラマ制作関係者。
「恰幅のよい体型で知られる村西監督ですが、山田さんも現役バリバリな頃の監督の体型に近づけるために食事量を増やして、中年太りになっているんです。しかもその体を見せつけるようにブリーフ一枚で撮影現場を闊歩しているそうです。まさに村西監督そのもの。山田さんの“ナイスですね~”を聞いたときは、まるで監督本人のようで衝撃が走ったそうです。肝心のカラミのシーンも、最小限のスタッフ以外をシャットアウトして、本物のビデオ撮影の現場のような雰囲気の中で、前貼りひとつの“全裸”姿で濃厚に演じているそう。今回の役作りにあたって、監督の作品を山ほど見たといいますし、研究熱心な山田さんの姿勢に圧倒されますね」(前出の制作関係者)
見どころはそれだけではない。今作は映画以上の予算をかけ、ハワイロケを敢行したという映像の美しさや、個性的な俳優たちが演じる、村西監督に負けないユニークすぎるスタッフたちのキャラクターも見どころだという。
クランクアップ予定は1月末の予定。完成すれば、大きな話題を呼ぶことは間違いない。今から配信開始が待ち遠しい!