勝地涼
勝地涼

 1月11日放送の『あさイチ』に、俳優の勝地涼(32)が出演。ブレイクするきっかけとなった、連続テレビ小説あまちゃん』(同局)での“前髪クネ男”の誕生秘話を明かした。

 この日、番組には俳優の古田新太(53)が、プレミアムトークのコーナーにゲストとして出演。過去の出演作の話題となり、アイドルグループのプロデューサー、荒巻太一役で出演した、2013年放送の『あまちゃん』でのエピソードを語った。

 古田新太はヒロインのアキを演じたのん(25/当時は能年玲奈)について、「本当にキラキラしていた」と絶賛。その後、1回だけの出演にもかかわらず、強烈なインパクトを残した前髪クネ男を演じた勝地涼がVTRで出演し、当時のエピソードを語った。

 勝地涼は撮影の前に古田新太から「(腰を)くねらせるなら、もっとくねらせるし、前髪いじるならもっとしっかりいじらなきゃいけない」と、演技指導されたと暴露。さらに撮影現場でも、「古田さんがもっと腰を動かすように言っていますと。あのシーンに関しては監督は古田さんだった」と、監督ではなく古田が演出していたと、当時を振り返った。

 勝地涼はさらに撮影後に古田新太から誘われて2人で飲みに行ったのだが、別れ際に古田から「おまえはNHKに爪痕を残したぞ」と言われたのだという。そのときは「何を言っているんだろう?」と理解できなかったのだが、オンエア直後から、所属事務所のホームページがパンクしそうなほどの問い合わせが来たようで、「古田さんの言っていたこと本当になった」と、感激したと語った。

 このVTRを見た古田新太は、出演時間が短いからなんとかインパクトを残せるよう考えていたとコメント。MCを務める博多華丸・大吉博多大吉(47)は、「今なら検索ワード1位ですよ」と爆笑。実際にツイッターでは「ドラマファンは確実に爪痕を残されました」、「何年たっても前髪クネ男って呼んじゃう」などのコメントが相次ぎ、「前髪クネ男」がトレンド入りをしていた。

 勝地涼は、かつてこのときの演技のインパクトが強すぎて、いまだに街を歩いていると「前髪クネ男だ!」と言われると嘆いていたが、あのシーンがなければ、現在の勝地涼はなかっただろう。勝地自身もそのことは分かっているようで、『あさイチ』でも古田新太に感謝をしていた。

あわせて読む:
・前田敦子、夫「勝地涼への愛妻弁当」を初公開
・古田新太、菅田将暉の演技を絶賛「役を作るときの想像力が変態」
・博多大吉は3位!「生情報番組」MCで一番好きな人は?