大谷翔平と菊池雄星がメジャーリーグで対決!「10年目の因縁」の画像
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 昨季、西武のパ・リーグ制覇の原動力となった菊池雄星が、メジャーリーグのシアトル・マリナーズに移籍。最大7年126億円という大型契約を結んだ。菊池に対する期待の高さを、大リーグ評論家の福島良一氏が解説する。「契約金の高さから分かる通り、左の本格派投手ということで、マリナーズでも大いに期待されています。現状、チーム内ではマルコ・ゴンザレスに次ぐ二番手ですよ。今季、マリナーズの開幕戦は日本で行われるわけですが、開幕第2戦での先発を期待してもいいと思いますよ」

 日本での“凱旋登板”が注目される菊池だが、一方で、マリナーズが所属するアメリカンリーグ西地区には、大谷翔平のいるロサンゼルス・エンゼルスもあり、“日本人選手対決”にも期待が高まっているのだ。「3歳離れているため、一緒にプレーはしていませんが、菊池と大谷はともに花巻東高校出身。このことはアメリカでも有名。今季、エンゼルス対マリナーズの試合は19試合あるので、先輩・後輩対決も注目されています」(前同)

 ただ、同高出身のスターながら、2人の野球人生は実に対照的だ。「プロ入り直後からメジャー挑戦を公言した大谷ですが、一刻も早く海を渡りたいという思いから、ポスティングでの移籍だとマイナー契約しか適用されない23歳でメジャー入り。ゆえに大谷の昨季の年俸は6000万円と、日本での実績や新人王を取るほどの活躍からは考えられない格安待遇です」(専門誌記者)

 金より夢を追った結果だが、それもまた大谷の持つスター性の一つ。一方、126億円もの金を手にする菊池のメジャー挑戦は、波瀾万丈そのものだった。「高校卒業即メジャー挑戦という話もあったが、熟慮のうえに西武入り。素材の高さから即戦力を期待されたものの、違反投球問題によるフォーム改造やコーチによる暴力指導などで、なかなか結果が出なかった。苦労人が高卒10年目にして夢をつかみました」(前同)

 10年目の因縁とも言えるメジャーの舞台。打者・大谷と投手・菊池が激突したら、どちらに軍配が上がるのか。前出の福島氏が解説する。「2人は日本時代に2度、投手対打者として対戦しています。最初の対決は大谷1年目の13年4月。このときは、2打数2三振と大谷が惨敗。しかし、17年の2度目の対戦では3打数2安打と大谷が菊池を打ち崩しています。大谷は昨シーズン当初も左投手を苦手にしていましたが、9月には打率.294と完全に克服。この修正能力は一級品です。左投手の菊池に対しても、最終的には大谷が攻略するのではないでしょうか」

 花巻東が生んだ2人の侍が、メジャーを席巻する日は間近に迫っている。

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