■クレジットカードで買い物の習慣を

 さらに橘代表は、今秋の増税を機に、クレジットカードで買い物する習慣をつけることを勧める。

「消費税10%アップ以降、政府はクレジットカード、デビッドカード、QRコードで決裁した場合、5%分をカードのポイントで還元する制度を導入予定です。1回払いで決裁すれば利子を取られることもありませんから、節税に加え、カードのポイントも溜まるので一石二鳥ですよ」(同)

 我が国のカード決裁普及率は約15%(2015年=経産省調べ)。これは米国の45%などに比べて圧倒的に低く、政府は普及に躍起になっているところだ。

■通信費や保険の見直しを

 その他、増税を機会に無駄な通信費や保険の見直しをするのも賢明だ。「『イデコ』(個人型確定拠出年金)や、小額の長期・積立・分散投資のための『つみたてNISA』を始めるのもいいかもしれません。どちらも非課税なうえ貯蓄できますので、お得だと思います」(前同)

 最後に、知る人ぞ知る“裏技”を紹介しておこう。「海外から商品を個人輸入するんです。輸入品には関税と消費税がかかりますが、1回あたり1万6666円以内の支払いで済めば、関税がかかりません。良心的な海外サイトの場合、送料を入れて、10%の消費税を払っても安く商品を購入できることもあります」(前出の生活情報誌記者)

 一度、増税が施行されれば逃れる術はない。仕組みを理解し、賢く乗り切ろう。

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