腰痛退治のスーパードクター、心も体もアンチエイジング!の画像
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 長年悩んできた腰の不調が即座に消える。にわかに信じがたい神業を持つ救世主が実際に存在する。今すぐ駆け込むべし!

 ちょっと無理をすると、すぐに腰が痛くなる。そこで、接骨院や整形外科を何軒も回ったのだが、腰の具合は一向に良くならない――こんな人は、かなり多いのではないだろうか。

 厚生労働省の『国民生活基礎調査』でも、男性の〈体の不調や痛み〉のトップは腰痛(女性は肩こりに次いで2位)で、中高年男性の8割以上が腰に不安を抱えているといわれる。厄介な腰痛をスカッと治してくれる名医は、どこかにいないものか。全国を調査し、“腰痛のプロ”と選び方のポイントを探った!

■診断と治療は難しい

 日本医科大学で椎間板ヘルニアなど腰の手術を1000件以上も手掛け、現在は東京都杉並区の『高円寺整形外科』で腰痛治療にあたるベテラン整形外科医の大村文敬院長は、「腰痛の原因は多岐にわたり、それだけに、診断と治療が難しい」と説明する。

「〈急性腰痛〉であるぎっくり腰は、筋肉や筋膜の損傷が原因で、〈慢性腰痛〉は背骨(腰椎)のズレや、関節部や椎間板(腰骨をつなぐ軟骨)のすり減り、飛び出しで神経が圧迫されるため、と説明されています。しかし、実際はそれほど単純ではないんですよ」(前同)

 事実、腰痛に悩む人をMRIで撮影すると、50代以上の人において、10人中7〜8人は椎間板や背骨の神経を通す脊柱管に異常が認められるのだが、異常がある人でも、腰痛がない人もいれば腰痛に悩まされている人もいる。「MRIやCTの画像だけで判断すると、見当違いの診断をしてしまうというわけです」(同)

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