■神木隆之介が物語のキーマンになる

 注目してもらいたいのは、語りである古今亭志ん生(ビートたけし/72)のパートだ。弟子である五りん(神木隆之介/25)の恋人、知恵(川栄李奈/23)が、かつて播磨屋で五りんの母親が働いていたことをほのめかしたのだ。四三のパートで登場した播磨屋が、昭和の時代にも絡んでくるということなのか? さらに五りんは、なぜか四三と同様、朝に水浴びするという習慣も披露しており、この2人の関係性も気になるところだ。神木が演じる五りんが明治と昭和、2つの時代をつなぐキーマンになることは確実だろう。

 面白いのは、播磨屋が陸上競技用シューズの会社として、近年まで続いていた実在の会社だったのに対し、五りんはモデルのいないドラマオリジナルの人物だということ。ノンフィクションとフィクションが入り混じるだけに、どのように伏線が回収されていくかは、脚本家、宮藤官九郎の腕の見せどころだ。四三の活躍はもちろん、クドカンが散りばめる仕掛けも、しっかり押さえていきたい!(ドラマライター・半澤則吉)

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