滝沢秀明
滝沢秀明

 昨年末にタッキーこと滝沢秀明(36)が芸能界を引退して裏方に回り、新体制となったジャニーズ事務所を早くも激震が襲った。1月27日に、嵐が2020年の12月末日をもって活動休止となることを発表したのだ。

「関大の宮本勝浩名誉教授が、嵐が活動休止するまでの2年間で“約3249億296万円”の経済効果があると試算を発表しました。まさにモンスターグループと呼ぶにふさわしい数字ですが、事務所は2020年の末日までに次なる人気グループを育てる必要がある。タッキーの裏方転身は、育成を見据えてのことだと思われますが、タッキーひとりで次世代アイドルを育てるのはかなり困難。ジャニーズはもうひとつ、別な手を打ったようです」(女性誌記者)

 動きは関西で起きた。1月31日に発売された『週刊文春』(文藝春秋)が“ポスト嵐”は「関ジャニ∞」だと関係者の証言を報道。記事によると、昨年からジャニーズが関ジャニを各局に猛プッシュ。さらに、滝沢と新会社「ジャニーズアイランド」に東京のジュニアを担当させる一方で、藤島ジュリー景子副社長が、関ジャニの横山裕(37)と大倉忠義(33)の2人を関西ジュニアの指導役に任命したと報じた。

「タッキーとはけっして一枚岩ではないジュリーさんが、タッキーに育成部門のすべてを任せることを嫌い、信頼する横山と大倉に関西のジュニアを任せたという話も聞こえてきています。SMAPがいなくなり、2020年いっぱいで嵐がいなくなるジャニーズで、タッキー、横山、大倉の3人がどう土台を立て直すか見ものです。横山と大倉はこの抜擢に相当気合いが入っているようですよ。というのも、この2人は実は、一時はタッキーと同じように、“現役を退いて裏方に専念したい”とまで考えていたといいます。しかし、渋谷すばる(37)に続いて2人にまで辞められては関ジャニは崩壊してしまう。だから、現役と指導役の掛け持ちで活動していくことになったといいます」(前出の女性誌記者)

 関西の“タッキー”役を務める2人。すでにその活動は始まっている。女性誌記者が続ける。

「横山と大倉の2人はああ見えて責任感が強い。ジャニーさんのように、もう何度も後輩たちの舞台を見にいっており、昨年12月に大阪松竹座で行われた関西ジャニーズジュニアの公演にも、2人の姿があったそうです。後輩たちのステージを厳しい、指導役の顔で見つめていたといいます。関ジャニといえば、長い下積み時代を乗り越え、ようやくデビューにこぎつけたグループ。しかも最初のシングル『浪花いろは節』は演歌のレーベルからのリリースでした。他のグループと掛け持ちするメンバーがいたり、脱退するメンバーがいたりと波乱続きで、そうした苦労から“雑草魂”があるグループとも言われます。そうした苦労を知る2人ですから、ジュニアたちからも信頼を得られるのではないでしょうか」

 東のタッキー、西の横山&大倉。彼らが手塩にかけた次世代のスーパースターの誕生に期待したい。

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