「あおり運転から身を守る」タクシー、トラックドライバーも必見
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「ハイ、これで終わりや」 これが、何のセリフか、お分かりだろうか。あおり運転で車をバイクに追突させ、男子大学生を殺害した男(40)の裁判員裁判が1月15日、大阪地裁堺支部で行われた。この男が、追突後に放ったのが、冒頭のセリフなのだ。

 2017年に東名で発生したあおり運転による死亡事故以降、危険運転が認知され社会問題化。自動車保険を扱うチューリッヒ保険会社が昨年行った調査では、ドライバーの約7割があおり運転に遭遇した経験を持つという。内容は、〈もっと速く走るよう挑発された〉が78.5%、〈幅寄せされた〉が21.0%だった。

 車を利用する人なら誰もが標的になりうる、あおり運転。タクシーやトラックの運転手など、ハンドルを握る職業ならば、なおさら避けたいところ。そこで識者に、その対策術を聞いた。

 まず一つ目は、ドライブレコーダーのステッカーを見えやすい場所に貼ること。「ドライブレコーダーはあおり運転の抑止力になりますが、まずは設置されていることを知らせなければいけません。“録画中”などと書かれたステッカーを貼ることが重要です。もし、ドライブレコーダーを持っていなくても、ステッカーを貼ることで牽制になると思います」(交通ジャーナリストの村松虎太郎氏)

 さらに2つ目は、気持ちをコントロールすることだ。ライディングアカデミー東京の校長であるケニー佐川氏は、こう話す。「常に冷静さを失わないことです。あおり運転は、どっちもどっちという例が多いようです。何かイラッとすることがあったら6秒間、我慢するアンガーマネジメント(怒りの感情などをコントロールする心理技術)が有効に思えます」

 事実、ある捜査員は現場の実態を、こう明かす。「通報を受けて急行し、両者から話を聞いたり映像を確認しても、どちらが被害者か分からないというケースが非常に多い。つまり、多くの場合、お互いに何かをやり合っているんです」 重大事故を避けるためには落ち着くことが重要だ。

 そして3つ目は、“危険察知”に注力し、危険な車には近づかないこと。「車線変更や急発進、急ブレーキを繰り返すなど、危険な車はなんとなく見当がつくはずですから、近づかないようにしましょう」(前出のケニー佐川氏)

 ちなみに、前述のチューリッヒの調査では、あおってきた車の特徴として、〈3割がセダン。その他にバン/トラックなどの大きめの車が多い〉、車の色は〈ブラック、ホワイトが半数以上〉と傾向を挙げている。これらを踏まえ、道にあふれる危険を回避されたし。

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