先週に続いて、お笑い芸人の光浦靖子さんとの対談です。 現在、『恵比寿マスカッツ 真夜中のワイドショー』(AbemaTV)でMCを務める光浦さんは、共演するセクシー女優さんたちの奮闘ぶりを見て「まるで“めちゃイケ”みたい」とおっしゃっていました。そこにはテレビでは分からない光浦さんの“芸人魂”があったのです。
ゆま「私も一度、恵比寿マスカッツのPTAとして、番組に出演させてもらったのですが、けっこう、際どい下ネタばかり(笑)」
光浦「“この子たちはすげえなぁ”と思って聞いていましたよ」
ゆま「しかも生放送! あの緊張感はすごかったです」
光浦「失言も気にしなくちゃいけないのに、あんな内容だと、どこからどこまでが放送禁止なのか、一瞬分からなくなっちゃうよね~」
ゆま「怖いですよ」
光浦「ただ、今は新人さんが15人ぐらい入ってきたから、生放送はやめて、編集になっているのよ。そうでないと、まだ慣れていない彼女たちはなかなか発言もできないでしょ」
ゆま「突っ込むほうも大変ですよね?」
光浦「いやぁ、私も大久保(佳代子)さんも、ご意見番の(森三中の)黒沢かずこもツッコミができないからねぇ~」
ゆま「え? 番組でいつもツッコミをされている気が……」
光浦「私たちがしているのはあくまで“注意”であって、ツッコミではないのよ。ツッコミの上手な人はどんなにつまらないネタでも、“ここしかない”という絶妙なタイミングと“これだ!”という抜群の言葉選びで、ちゃんと笑いを取るの。私たちにそれはできないの」
ゆま「奥が深いですね」
光浦「そうなの。私たちがもっと、ツッコミができたら、みんなのコメントもちゃんと笑いに変えられるのに……。いつも悔しい思いをしていますよ」
ゆま「そんな思いを持たれていたんですね」
光浦「恵比寿マスカッツの、セリフをひと言、急に与えられて、本人は理解していなくて、でも、前に出されるあの感じ面白いよね。きっちりと“作りこまれたお笑い”ではなくて、誰が何を言い出して、どう落とすのか分からないヒヤヒヤ感というか、フワフワした感じって、あれはあれでイイのよね」
ゆま「嘘のセリフというか、言わされている感も面白いですよね」
光浦「本当にみんな頑張っているよね~。衣装なんか一着しかないから、後ろから見たらボロボロなのよ!」
ゆま「アハハ(笑)。私たちの頃はもっとボロボロというか、ペラペラの衣装でしたからね」
光浦「見てたよ、それ(笑)。ビックリしたわよ。わざと見せているのかなぁって思うぐらいにペラペラ。というか、もう見えちゃっていたでしょ!?」
ゆま「よく地上波で放送していたなと、今になっても驚きです(笑)。そう考えるとまだ今のほうが、クオリティは高いですよ」
光浦「そうなのね。それでもかわいそうだよ。あんなボロボロの衣装じゃ……。私も衣装会議に参加させてもらいたいわ」
ゆま「光浦さんといえば、手芸がすごく上手で、手芸の本も出版されていますもんね」
光浦「小学生の頃からずっとやっているからね~。マスカッツの衣装ももう少し改善できると思うのよね~。まず、今の衣装はサテン地だから、洗濯をすると縫い目のところからほつれてくるのよ。もっと丈夫な素材で、それでいて、彼女たちも動きやすいヤツ。動きづらいと、かわいそうじゃん。そう考えると、ジャージ素材が一番だと思うのよね~」
ゆま「そんなことまで考えてくださっているんですね」
光浦「あとね、衣装にポケットをつけてあげたいの。これはみんなの願いでもあって、化粧直しの道具を入れるポケットがあれば、助かると思うのよね~。なんだかお母さんみたいね」
ゆま「アハハ」
光浦「実際、私の年齢ならあの子たち全員産めるもん(笑)。娘みたいなものよ。あ、友田(彩也香)さんだけはちょっと無理かな(笑)。友田さんは年の離れた友達」
ゆま「光浦さんがいてくれるだけで、マスカッツの今のメンバーはすごく救われていると思います!」