■楽天・石井一久GM最大のヒットは!

 そんな日本ハムに負けじと昨季、最下位に終わった楽天も、今オフに積極補強を見せた。楽天は、今季から石井一久GMが就任。ここ数年、成績が上がらないチームの改革へと乗り出し、巨人に次ぐ16人を獲得した。

「2人の新外国人は、どちらも前評判が高い。4番候補のブラッシュは、メジャーでこそ結果は残せていないものの、昨年は3Aで3割1分7厘、本塁打29本をマーク。リリーバーのブセニッツも3Aで防御率2.48という素晴らしい成績でした。外国人選手はフタを開けるまで分かりませんが、期待してもよさそうです」(スポーツライター)

 そんな中でも、石井GM最大のヒットといわれているのが、浅村栄斗の獲得だ。浅村は、2回の打点王を獲得しているパを代表する強打者。昨年も3割30本100打点をマークし、西武優勝の立役者となった。石井GMは、そんな浅村を、破格の条件を提示したソフトバンクを敵に回しながら見事、契約までこぎつけた。

「金額で勝るソフトバンクを出し抜けたのは、石井GMが西武時代に作った“人脈”のおかげ。浅村とは5年間も一緒にプレーしていますし、元同僚という信頼関係が最大の決め手だったといわれています」(前出のベテラン記者)

 石井GMの尽力で待望の主砲を手に入れた楽天は、もう一つ念願をかなえている。“チーム初の生え抜き監督”平石洋介新監督の誕生だ。昨年、成績不振を理由に、シーズン途中で梨田昌孝監督が辞任。その後は平石ヘッドコーチが監督代行を務め、オフに今季の“続投”が決まった。

「平石監督は、借金20でチームを引き継いだ後、勝率5割前後を維持。その積極的な采配は、高く評価されていました。新監督候補として球界大物OBが何人も噂されていましたが、石井GMは名より実を取ったと言えますね」(前同)

 新人、FA、トレードに新外国人と、多くの選手が動いた日本球界。補強が功を奏し、優勝をつかむのは、はたしてどのチームか?

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