大野智(嵐)
大野智(嵐)

 1月27日に、2020年限りの活動休止宣言&記者会見を行い、芸能界に大きな衝撃を与えた。ファンのショックとは裏腹に、ジャニーズ事務所には景気のいい話が多数舞い込んでいるようだ。

「関西大学の宮本勝浩名誉教授が、活動休止までの2年間での嵐の経済効果が、なんと“3259億296万円”にのぼると発表したんです。コンサートの集客、グッズ収入、CDやDVDの売上など、かなりの部分が事務所の収入になる。『女性セブン』(小学館)によると、事務所と活動休止について話した際に櫻井翔(37)が、“これからの2年間で、これまでの19年間と同じぐらい事務所に貢献します”と約束したそうですが、本当に実現されそうな勢いですよ」(芸能記者)

 嵐といえば、昨年11月の札幌ドーム公演を皮切りに、デビュー20周年の5大ツアーをスタートさせている。12月23日に急きょ、全50公演の追加公演を発表したが、追加公演のファンクラブ向けチケットの発売日は1月28日だった。

「なぜ、1月27日に活動休止が発表されたのか、当然、翌日のファンクラブ向けチケットの発売を考えてのものでしょう。ファンクラブの会員数は、実際、活動休止発表から2日間で15万人も増加したそうですよ」(前出の芸能記者)

 特需はジャニーズ事務所に限った話ではない。「テレビ局にも及んでいるんです」と話すのは放送作家だ。

「活動休止発表翌日の櫻井がキャスターを務める1月28日の『news zero』(日本テレビ系)は前回25日の平均4.5%から大きく視聴率を伸ばし、10.7%も獲得したんです。さらに2月2日の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)は14.9%。こちらも前週よりも3.3ポイントもアップしてます(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)。嵐と何かと縁の深いNHKも、この事態には大喜んでいます。早くも2019年、2020年の『紅白歌合戦』の目玉ができたわけですから」

 嵐はもともと2010年~14年と5年連続してグループで紅白の司会を務め、16年からは、相葉雅紀(36)、二宮和也(35)、櫻井翔とメンバーが一人づつ司会を務めてきた。残る大野智(38)、松本潤(35)の2名が2019年と2020年の『紅白』の司会を務めるのでは、と以前から噂されていた。

「2020年は5人で司会を務めるという話も出ていますね。いずれにしても、2年続けての“嵐一色の紅白”になるのは確実。毎年目玉となる大物出場者に頭を悩ませているNHKの紅白担当者も胸をなでおろしているんじゃないですかね」(前出の放送作家)

 特需があるのは紅白だけではない。嵐のレギュラー番組を持つ各局は、2020年末の最終回に向けてさまざまなプランを用意しているといい、それまでの過程でも大々的なスペシャル回をうってくるのは間違いないだろう。さらに、放送作家によると、日本テレビの夏の恒例チャリティー番組『24時間テレビ 愛は地球を救う』も、残り2年のメインパーソナリティーに嵐を起用する話が持ち上がっているというのだ。

「日テレの上層部は、“2年連続で嵐にお願いすべきだ!”と意気込んでいるそうですよ。たしかに、彼らがメインパーソナリティーを務め、知られざるメンバー間のエピソードや、秘蔵の映像などが出せれば、高視聴率は間違いないでしょうね。嵐サイドがそのオファーを受けてくれるかは分かりませんが」(前同)

 国民的スーパーグループは、最後の最後まで芸能界に嵐を起こしてくれるようだ。

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