『サザエさん』放送50周年で本領発揮するワカメの「全開妹キャラ」の画像
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 今年で放送50周年を迎える国民的アニメ『サザエさん』(フジテレビ系)。2月10日に放送されたエピソードでのワカメが「国民の妹」「けなげでかわいい」と大好評だったようだ。

 この日放送されたのは「ついてないワカメ」というエピソード。これは、運が悪いことがつづいていたワカメが、波平のために人気和菓子店の「うぐいす餅」を買おうと奮闘するというもの。

 ある日の買い物中に、話題の「うぐいす餅」の整理券の列を見つけたワカメは「お父さんのお土産にしたいの」と和菓子店の列に参加。真冬にひざ丸出しの姿で並びながら「お父さん喜んでくれるかな」とほほ笑んでいた。だが、そこに公園でのサッカー中に腕をすりむいたカツオがバッタリ。ティッシュでカツオの怪我を手当てしている間に列を抜かされてしまい、あと2人というところで整理券を逃してしまった。

 家に帰りションボリしていたワカメだが、カツオにその理由は話さず。サザエに問いただされて、カツオのために列を離れたから整理券がもらえなかったのだと話したが、ワカメは「お兄ちゃん、自分のせいでもらえなかったって気にするから黙ってて」とけなげな姿を見せた。

 次の日、ワカメはあらためて和菓子店に行くが、すでに行列ができていた。それを見て「私って本当についてないのね……」とまたもションボリするが、列の先にはカツオが並んでいた。

 カツオは街で会った花沢さんに話を聞いたことで、自分のせいでワカメが整理券をもらえず、それで落ち込んでいたのだと気づいた。それでカツオは、妹のためにと列に並んでいたのだ。それを知ってワカメは大感動。カツオから「並んでおいて良かったよ~、今日はついてるな~ワカメ」となにげなく言われ、ワカメも「うん! これでお父さんに買っていけるわ」と満面の笑みを見せた。

 カツオとワカメの兄弟愛はこれだけでなはかった。その日の夕方、部屋で珍しく宿題をするカツオにワカメは「お兄ちゃん、気がついてないんだろうけどさ」と後ろに手を組みながら声をかける。「あたしね~」とワカメが体育座りのポーズでモジモジしていると、カツオは宿題がとけずイライラしていたのか「何したんだ!」と眉を釣り上げてどなってしまう。突然大きな声を出されたワカメは思わず泣き出してしまい、「“お兄ちゃんが好きだ”って言おうとしたんだもん~……!」と声を震わせたのだった。

 終始、けなげな姿を見せたこの日のワカメに、SNSでは大評判の嵐。「ワカメこそ国民の妹」「カツオ思いのワカメがかわいい」「ラストのワカメ、めちゃくちゃかわいいな」「体育座りのワカメがやばい」といった声が目立った。

 ワカメといえば、2月3日の放送ではカツオのことを「冷血動物」と友人に言いふらしていたが、50年ともに過ごす兄への愛はやはり格別!?

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