安田顕
安田顕

 2月12日の『チマタの噺』(テレビ東京系)に遅咲きの演技派俳優として、ドラマや映画に引っ張りだこの安田顕(45)が出演し、2月22日に公開される自身主演の映画『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』に絡め、母への思いを語った。

 笑福亭鶴瓶(67)から、今回の映画について「今回(の映画)は母親を題材にした話やけど、母親のこと思い出したりするやろ?」と聞かれた安田は、「撮影中はなかったんですけど、実際の作品を見たときはすごく思いました」と答えた。

 高校卒業後にすぐ親元を離れ、役者の道を進んだ安田。あまり実家に帰ることはなかったようで、安田の中では「父と母の姿っていうのが、そこ(高校時代)で止まっちゃっているんですよ」と続けた。

 3年前に映画の舞台挨拶で、地元の北海道に帰ったときに母親が来てくれたのだが、次の仕事のため、たいした会話もできなかったという。安田は、そのときに「駐車場のすっごい遠くのほうで、ウチのお袋がただ黙ってこっちを見てたんですよね。遠くから。そのまま窓で見てて“あっ、歳取った”って(思った)」と、当時を振り返った。

 また、 鶴瓶から母親の人となりについて聞かれた安田は、お調子者の父親に対し、母親はとてもしっかり者で常にちゃんとしている人だったため、たまに失敗をしたときのことを「すごく覚えてる」と語った。あるとき、家族の目の前で、母親がカレーをこぼしたことがあり、こぼした瞬間、母親は「私じゃない」と言い放ったという。ふだんしっかりしている分、たまに見せるこうした姿に、安田は「すごい人だな」と、しみじみ思ったそうだ。

 鶴瓶に「(今回の)映画は見たら、お母さん喜ぶんちゃう」と振られると、母の死がメインテーマの映画なため、安田は「まだ(母親には)生きててほしいし……」と、映画のこと自体母親には伝えていないと答え、鶴瓶を笑わせていた。

 今回安田のトークを聞き、ネットには「安田さんの独特な雰囲気が好き」「鶴瓶さんと安田さんのゆっくりしたテンポが合っていて、聞いていて楽しい」「母親に会いたくなった」と、安田の母への思いに共感する視聴者たちからのコメントが多く寄せられた。

 この母にしてこの子あり!?

あわせて読む:
・安田顕、“アノ出演作”が海外で意外な高評価?
・大泉洋、理不尽な妻にも反論しない「愛妻家の素顔」
・山田孝之ほか3人が4位! 女性が「一緒に飲みたい」男性芸能人1位は?