木村拓哉
木村拓哉

 木村拓哉(46)の主演映画『マスカレード・ホテル』が大ヒットを飛ばしている。

「1月18日の封切り週に客が入るのは当然ですが、上映5週目に入ってもランキングの4位にとどまり、2月18日に発表された2月17日までの累計動員数は289万人となりました。興行収入は37億円を突破。最終的に50億円を超えそうです」(映画ライター)

 SMAP解散後、木村は2017年に『無限の住人』、2018年に嵐の二宮和也(35)と共演した『検察側の罪人』と2本の映画に出演。『無限~』は初週6位スタートで10億円には届かずで、『検察側~』も30億円には届かなかった。今回はSMAP解散後の木村拓哉の初の超ヒット作品といえるが、この結果に胸をなでおろしているのがジャニーズ事務所の次期社長と目される藤島ジュリー景子副社長(52)だと女性誌記者は話す。

「ジュリー氏は、今回の映画には、通常では考えられない異例の宣伝攻勢をかけていました。年末年始から封切りまでの期間、木村のドラマ『HERO』を一挙再放送したり、映画版『HERO』を放送したり、“キムタクジャック”と呼べるほどしつこくテレビに出まくって、なりふり構わずこの映画を宣伝していました。しかもフジテレビが製作委員会に入り、フジ社員の鈴木雅之氏が監督を務めた映画であるにもかかわらず、日本テレビの『ザ!鉄腕DASH!!』、TBSの『モニタリング』に出演し、局の垣根さえ越えていました」

 フジテレビ以外をも巻き込んだ大々的なプロモーション活動は、木村拓哉だからこそできた力技といえるかもしれない。

「映画が封切られた後も、観客動員をアップさせるために、ジュリー氏はさまざまなイベントのプランを持ちかけていたといいます。2月4日のTOHOシネマズ日比谷での舞台あいさつでは、木村が客席にまじって作品を鑑賞するサプライズもありました。勝負作だった木村拓哉もそうですが、ジュリー氏のこの映画にかける意気込みは並大抵ではなかったようです」(前出の女性誌記者)

 木村拓哉が過去にかかわった映画で、最も興行収入が高かったのは、主人公の声優を務めたジブリ映画『ハウルの動く城』の196億円。これ以外では2007年の『HERO』が81.5億円とトップで、次に並ぶのが2015年に公開となった続編の『HERO』の46.7億円となる。

「キムタクが人気絶頂のときに『HERO』テレビシリーズの流れで作られた第1作はともかく、今回、ジュリー副社長としては、4年前の『HERO』第2作の興行収入はなんとしても超えたい数字だったといいます。というのも、『HERO』時代のキムタクをマネジメントしていたのは、ジュリー副社長のライバルと目されていたI女史です。彼女の手柄であった『HERO』の興行収入を自らの手で塗り替えるという目標があったといわれています」(同)

『マスカレードホテル』の興収が『HERO』を超えたとき、ジュリー副社長はともに祝杯を上げるのだろうか?

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