木村拓哉
木村拓哉

 1月18日から公開が始まった木村拓哉(46)主演の映画『マスカレード・ホテル』の好調が続いている。2月25日に発表された映画ランキングによれば、上映6週目でついに興収40億円を突破。近いうちに2015年に公開された『HERO』(第2作)の興収46.7億円を超えるそうな勢いだ。

「実は、SMAP解散の一連の騒動でキムタク人気は急降下したと考えられていました。実際、2017年に公開された『無限の住人』の興収は9.6億円と10億円にも届かない大惨敗。2018年に公開され、二宮和也(35)との共演が話題になった『検察側の証人』も30億円に届かなかった。30億はすごい数字ですが、『HERO』の1作目は80億円超えでしたから、“もう、キムタクの時代は終わった”という声が、一部から噴出していました」(制作プロダクション関係者)

 そうした中での、『マスカレード・ホテル』の公開。これで思うような結果が出なければ、木村も“ジ・エンド”となった可能性もあったのだが、結果は起死回生の“大ホームラン”。木村は、今回の大ヒットで汚名を見事返上することに成功した。

 このヒットの要因は、“キムタクのテレビジャック”とまで評された、年末年始のテレビ番組を使った一大プロモーションにある。

 木村は映画に出資し、製作をしているフジテレビの番組にとどまらず、民放各局に出演し、必死の宣伝活動を敢行。

 そしてこの大成功に、早くも新展開が聞こえてきている。前出の制作プロダクション関係者は明かす。

「続編、『マスカレード・ホテル2』の製作について、今、話し合いの最終段階に来ているといいます。この大ヒット、フジテレビをはじめ製作委員会に入っている各社は当然、やりたいでしょうね。続編製作が本決まりとなれば、早ければ今冬には撮影に入るとのことです」

 これまでにない身を削ったプロモーションも功を奏し、特別な“スター”の座に舞い戻った木村。映画のヒットを受け、2月24日に放送されたフジテレビ系『ボクらの時代』では、共演した長澤まさみ(31)と、監督の鈴木雅之氏(60)とともに出演。映画の裏話などについて熱いトークを繰り広げ、意気揚々“キムタク節”を残してくれた。

 番組の中で木村は、「適当にやる人が嫌い」としながら、次のような持論を述べた。

「僕が現場にいる条件は、どの箇所も、どのセクションも、誰一人として90%の人がいちゃいけないと思うし、体調が悪くなっちゃったりすること自体が、もう100じゃなくなっちゃうから、だから僕は風邪をひくってことは大罪だと思う」

 風邪をひかないように努めるのがプロ、というのが木村のスタンス。木村はかつて2017年12月1日放送の『木村拓哉のWhat's UP SMAP!』(TOKYO FM)の中でも、

「撮影に入るときは(風邪は)一番やっちゃいけないことだと思うので、うがい、手洗いから始めますかね。あとは、漢方で麻黄湯っていうのがあるんですけど、それは常備してます。基礎体温を上げてくれるような気がして、“今日のロケ、寒いぞ!”っていうときは、ロケが始まる前に飲んで撮影してます」

 と発言している。

 体調管理までも完璧なキムタクの強烈なプロ意識こそが、『マスカレード・ホテル』の大ヒット、そして続編の製作を引き寄せたのは間違いないだろう。

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