■『イッテQ!』低迷は相次ぐスキャンダルの影響も?

「やらせ問題が報じられ、番組でもトップクラスの人気を誇る“祭り企画”が放送できなくなったことが『イッテQ!』低迷の一因なのは間違いないですね」(前出の在京テレビ局関係者)

 2月17日の放送では、宮川が2019年初となる海外ロケに出動。「イッテQカレンダープロジェクト」のために宮川が探検隊の隊長となり、世界の絶景スポットまで歩いていく企画 “宮川探検隊~見たら分かるすっごいやつやん~”の第5弾で、5メートル以上ある野生の巨大人食いワニとの写真撮影に挑んだ。

 視聴者からの評判は上々で、ツイッターには「久しぶりに大輔のロケやってるけど、やっぱりクソおもろい、腹痛」「宮川さんにはやっぱり、ロケに行ってもらいたい」など、宮川の久々のロケを絶賛する声が寄せられた。一方で、「宮川探検隊面白いけどまた祭り見たいなー」といった「祭り」企画を待ち望む声も少なくなかった。

 在京テレビ局関係者は続ける。

「もう一つのスキャンダル、番組レギュラーのNEWS手越祐也(31)が、昨年12月31日の『文春オンライン』で、未成年女性との飲酒疑惑を報じられたことも『イッテQ!』離れを加速させているでしょうね。2月17日放送の『イッテQ!』では、手越の“ノーチャラ生活”が放送されましたが、ここ最近は、スキャンダルの影響か、番組での手越の出演シーンが如実に少なくなっています。なんだかんだいって彼は人気がありますからね」

 ドス黒スキャンダルが、ボディブローのように徐々に効いてきているという『イッテQ!』。だが、今回、『ポツンと』に逆転を食らった大きな理由は、別にあるという。

「『イッテQ』は若者を狙った番組。『ポツンと』は日本の人口の半分を占めるおじいちゃんおばあちゃんに強烈にささっている、年配層を狙った番組です。だから、視聴者層がまったく違うのですが、実は今回、『ポツンと』に視聴者層が近い、NHK大河ドラマいだてん』の不振が大きいんです。いつも大河を見ている年配層の人々が、“今回の『いだてん』はつまらないなあ”とチャンネルを替え、ザッピングしている中で、『ポツンと』に出合う。それで『ポツンと』の視聴率が伸びている、というのが多くのテレビ関係者の見立てですね」(放送作家)

 好調の『ポツンと一軒家』がこのまま新たな日曜夜のキングになるのか、『イッテQ!』が返り咲くのか、ささやかれる『いだてん』のテコ入れも含め、注目が集まっている。

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