「ボートレースアンバサダー」植木通彦氏
「ボートレースアンバサダー」植木通彦氏

 現役時代に賞金22億円以上を獲得し、現在「ボートレースアンバサダー」として活動するレジェンド・植木通彦氏。3月16日から、いよいよ今年最初のSG(スペシャルグレード)ボートレースクラシックが開幕するが、植木氏にその見どころやポイントを直撃した!

――今回、SGクラシックの舞台となるのはボートレース戸田。いやがうえにも、興奮が高まってしまう。今年最初のSG戦で、歴戦のレーサーたちもかなり気合いが入っていることだろう。

■3コースがポイントに

植木通彦氏(以下、植木)「SGは実力が拮抗していますので、誰が勝ってもおかしくないでしょう。スタートも揃いやすい。展開的には、1コースが回ろうとするところへ、2コースが差し、3コースがマクろうとする。今回は3コースがポイントになりますね。ここに入るレーサーのモーター整備やターンがどうなのか、推理の面白さがあると思います」

――なるほど、確かに考えるだけでもワクワクする。

植木「ボートレース戸田はコース幅が狭い。3コースや4コースが良くないと、外の艇がきて大波乱ということもあり得ますね。水質が硬いですから、乗りやすくしなければなりません」

――3、4コースの動向をチェックしながら、外の艇にも注意して高配当をゲットしたいところだ。

■地元や関東のレーサーに期待

植木「今回のSG戦では、地元や関東のレーサーに頑張ってもらいたいですね。地元レーサーは、もちろん気合いも入っていると思いますが、逆にプレッシャーが凄い。それをはねのけて活躍することを期待しています」

――やはり、地元ファンの期待は相当に大きい。埼玉支部のレーサーが活躍すれば、大いに盛り上がるだろう。また、今回は女子レーサーも5人出走予定だが、山川美由紀選手、中谷朋子選手、長嶋万記選手、松本晶恵選手、遠藤エミ選手にも注目だ。

植木「彼女たちも頑張ってくれるでしょう。山川選手は獲得賞金10億円が目の前です。攻めの走りをすると思いますよ」

――見どころ満載の戸田ボートレースクラシック。どんな激戦がくり広げられるのか、今から待ち遠しい!

植木「ボートレース戸田は面白いですよ。オープンしたばかりの『ボートキッズパーク モーヴィ戸田』というお子さんたちの遊び場もあります。これは画期的です。せっかくですから、お子様連れの方もぜひ行ってみたら良いと思います」

うえき・みちひこ 1968年生まれ、福岡県出身。ボートレースの世界で、“艇王”と謳われたレジェンド。公営競技史上初の年間獲得賞金2億円を手にし、生涯獲得賞金22億円を突破するなど活躍。引退後は“ボートレーサー養成所(旧やまと学校)”所長として後進の育成にあたった後、要職を経てボートレースアンバサダーに就任。

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