■食事の後片づけ、皿洗いの効率化

 お湯の節約ができるのは風呂だけではない。洗顔や手洗いのほか、最近は、夫が食事の後片づけを手伝うケースも増えてきた。その皿洗いの際、お湯を出しっぱなしにするケースもあるのではないだろうか。だが、これまたムダ。食器を洗うときは洗う。お湯を出して洗剤を流すときはまとめて流す。こうしてメリハリつけることが大事だ。また、初期費用はかかるが、食器洗い乾燥機を買うと、さらにお得。

 もう一つ、“節湯”に関して、これから暖かくなっていくにつれ、陥りやすい点を挙げておこう。「なにげなく蛇口をひねると、なまぬるいお湯が出ることってありませんか。なまぬるくてもお湯はお湯で、非常に高コストです。お湯を使わないときには、給湯パネルの電源をオフにして、お湯が出ないようにしておくことも重要です」

■照明器具はLEDランプに

 以上、最大の敵を粉砕したら、次は電気代の節約。各家電製品を得に使う方法は、お得リスト表を参考にしてもらうとして、補足しつつ話を進めていこう。まず第一に、最近では省エネ家電が普及し、新旧の製品はもとより、同じ新しい製品でも節電効果がかなり違うという。

「特に照明器具、冷蔵庫、エアコン、テレビ、温水式洗浄便座がそうです。商品の選び方が節電に大きく関わってきます」

 まず、もしまだ家庭の照明器具が白熱電球を使っているのだとしたら「早急にLEDランプに替えたほうがいい」と和田氏は話す。

「白熱電球は約100円。LEDランプは約2000円と値段の差は大きいですが、使う電気の量が圧倒的に違う。わずか9か月で元が取れます」

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