平野紫耀(King&Prince)
平野紫耀(King&Prince)

 King&Prince、初の単独カレンダーが新潮社より3月8日に発売された。

 カレンダーは、A5サイズ144ページのブックタイプで、現在は活動を休止中の岩橋玄樹(22)も含めるメンバー6人がそれぞれ単独で写った卓上タイプのカレンダー12か月分が付録としてついてくるという仕様になっている。

 書店での予約締切は1月21日だったが、その時点で既に店頭販売分の確保は難しく、予約をしないと購入は極めて難しいと言われていた。ネット書店では、発売当日の朝には在庫のある販売サイトもあったが、夕刻には軒並み在庫なしになってしまったため、入手困難となった。

■控えめに言って、カッコいいしかわいいしでヤバい出来栄え

 ブックタイプのカレンダーは、豪華な装丁。白地に銀色で箔押しされており、さながら洋書のようだ。内容は2つのテーマで構成されており、2人の写真家が撮り下ろしをしている。どちらも表表紙として開けるようになっており天地が変わるようデザインされている。

 中野敬久氏撮影の「パブリック・ショット」は王子様ショット満載で、ゴージャスな白い衣装をはじめ黒のスリーピースを着こなすなど、スタイリッシュでカッコいい6人の魅力があふれている。デビュー当時より見慣れてきた王道ショットだが、顔つきやポーズも洗練されてきている印象を持った。ビシッと決めた中に、時折くだけた笑顔のショットを入れているのが心憎い。

 また、川島小鳥氏撮影の「プライベート・ショット」は『僕らの終わらない旅』と題して、熱海で撮影されたもの。温泉街のレトロな喫茶店でミックスサンドをほおばり、海に出ては砂に文字を書いたり、堤防に寝転んだり。射的場では見開き2ページに23枚がレイアウトされ大はしゃぎしている様子がコマ送りのようで、男子6人がワイワイはしゃいでいる様子が聞こえてきそうだ。

 極めつけは、Q&Aのコーナー。「King&Princeの記念日を作るとしたら、いつにしますか?」という質問に全員が「5月23日」と答えていることだろう。これは彼らが1stシングル『シンデレラガール』でデビューした日であり、ジャニーズJr.たちの誰もが目指す場所。ファンも待ち望んでいたデビュー、Jr.時代の彼らの葛藤を想像すればファンなら誰もがグッとくる回答だろう。

 ネットでの反応も上々で「まるで写真集! クオリティ高っ!」「これは聖書」「手汗がすごくて手袋して見ている」「デビュー後の初カレンダーが宝物になった」など、仕上がりの良さに感動している様子がうかがえる。ただし、引取りがまだだったり、配送の関係で受取りが遅れている方も数多く、またネタバレを避けてコメントを控えている人も多く見受けられたので、盛り上がりのピークはまだ先といったところだ。

 売上げも絶好調で、「発売日の3月8日の某書店チェーンでは『一切なりゆき~樹木希林のことば~』(文藝春秋)につぐ僅差でキンプリのカレンダーが2位。Hey!Say!JUMPや関西ジャニーズJr.など、他のジャニーズカレンダーをぶっちぎってました」(出版関係者)

 365日、毎日いろいろなことがある中で、King&Princeの活躍を日々の活力や喜びにしているファンがいる。カレンダーを見て、嫌なことやつらいことも乗り越えられる気がする……。そんなささやかな幸せを感じるファンがいる限り、無敵のカッコよさで邁進していくことが出来るだろう。(ジャニーズウォッチャー・木村麻子)

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