お悩みを山根判定！ 日本ボクシング連盟・山根明前会長のKO人生相談「離婚したくないけど、不倫したい」

　僕自身も女性関係はけっこうありましたからね。そういう女性ができたときは率直に、結婚相手に自分から打ち明けていました。これは性格なんですけど、隠すことができなかったんですよ。結婚相手を愛してるからね。やっぱり、結婚するほどの女性ですから。そんな妻に黙って、二重人格的な生き方はできなかった。だから、悩んだ末に自分から、「実は、こういうつきあいをしてる……」と言いましたね。

　ただ普通は、なかなか男性から言えるもんじゃないと思うんですね。お金持ちなんかは別ですよ。僕の知ってる人間でも、４人ぐらい、れっきとした彼女がおられて。結婚している本妻も認めている。そういうつきあいをしている人も知ってます。不動産屋なんですけどね。この方らのやってることは、スゴイなと。それはやっぱり、お金が物言ってると思います。相手側の女性も、やっぱりお金があるから、そういうおつきあいをしてるわけでね。まあ愛してるんか、愛してないんか分かりませんけど。僕の場合は、お金ではなくて、愛のある人間関係でしたけどね。

　この方は４２歳、通信会社にお勤めなんですね。あ〜、これは非常に難しいね。子どももおられるんですから、ハッキリとすべきですね。２人を同時に愛するいうことは、並大抵のことじゃありません。だから、どっちか選ぶ。山根のマネをしてっていうのも、ちょっとできないと思うので。奥様と子どもさんを選ぶか、それとも離婚して好きな女性と再婚するか。両方は無理だね。

　僕の場合は、家内に白状したら、「それも一つの男の甲斐性や」と言われました。「子どもだけは、作らんように」と釘は刺されましたけど。その点、女性に関しては恵まれていましたね。そういう表現を使っていいもんかは分かりませんけど。そういう生き方ができたいうのも、正直に生きとったからだと思いますね。今となって考えたら、正直に物言ったから良かったのかな、と。

　だけど、家内から理解してもらっても、後にして、その女性とは別れてますね、自然に。男って愛人ができたからと、女性から責められると、かえって気持ちがエスカレートするんですよね。だけど、はたして浮気を続けて、それで幸せであるか言うたら、幸せじゃないと思うね。不幸せになるんじゃないかね。

　親として、子どもに対して、成人になるまでは責任があります。けじめですね。だからハッキリすべきです。両方は無理だね！

■雑誌『週刊大衆』で大好評連載中の「ＫＯ人生相談」では、『日刊大衆』でも幅広く相談を募集中。誰にも言えなかったお悩みや、ちょっと聞きたい疑問など、山根前会長への相談をドシドシとコチラ（https://taishu.jp/list/info/contact）から送ってください！