我らが癒しのマドンナ、中村静香さん(30)。“ゾンビ化”していたと明かす生活から一転、スナックのママに転身したとの衝撃情報が! 真相を明らかにすべく、取材班が直撃した!
■舞台『蒲田行進曲』で言葉責め
――いよいよ舞台が始まりますね。
中村 はい! 俳優の田谷野亮さんがプロデュースされている“たやのりょう一座”の第三回公演『蒲田行進曲』(つかこうへい・作)に、今回、私も出演させてもらうんです。公演は東京・浅草の木馬亭で3月27~31日までやります。
――楽しみです!
中村 ウフフ。私は“小夏”役をやるんですけど、『蒲田行進曲』はご存じですか?
――名作ですよね! だけど記憶があいまいで……。確か、クライマックスで役者さんが階段から落ちる話でしたっけ?
中村 そうです、そうです(笑)。
――えっと、小夏が階段から落ちるんですか?
中村 いやいや。小夏は落ちないです。小夏は銀ちゃんこと銀四郎の恋人で……。
――あ、銀ちゃんが階段から落ちるんだ!
中村 いえ、階段から落ちるのはヤスさんです……。
――すみません(笑)。
中村 ぜひ舞台を観に来てくださいね。
――はい! ちなみに今、稽古中だと思うのですが、やっぱり大変ですか?
中村 そうですね。ただ、今回の舞台は台本とにらめっこするというより、稽古場でみんなと作り上げていくスタイルなんですね。特に“銀ちゃん”役で、座長でもある田谷野亮さんがすごく和やかな雰囲気を作ってくれるんですね。だから、稽古場に行くのが楽しくて仕方ないです。
――おおっ。いいですね~。
中村 すっごく楽しいです。でも、この舞台はセリフの量がスゴイんです。長ゼリフも多いし、なんていうのかなぁ、“言葉責め”されている感じなんです。
――言葉責め!?
中村 あ、違う……なんていうんだろ。セリフ責め? とにかくセリフがギューッと凝縮されていて、ものすごい勢いで飛び交うんです。
――掛け合いみたいな感じですか?
中村 そう、それです! 掛け合いがスゴイんです。
――となると、台本をそのまま覚えるというより、現場の雰囲気で進めたほうがいいんですね。
中村 そうなんです。田谷野さんがおっしゃっていたのですが、「つかこうへいさんの作品は、役者の肉体が言葉の意味を超えたときの熱量が、お客さんにも伝わって、一体化するときの空気がスゴイ」と。私も早く本番の舞台に立って、その一体感を味わってみたいです。
――ますます観てみたくなりました。“言葉責め”と言われたときは何ごとかと思いましたけど(笑)。
中村 誤解を与える表現でしたね(笑)。