坂上忍も感動、亡き妻・川島なお美さんに鎧塚俊彦さんが贈った愛のスイーツ

　２０１５年９月に肝内胆管がんのため死去した女優、川島なお美さんとの秘話を、彼女の夫でパティシエの鎧塚俊彦さんが語った。

　これは３月１４日放送の『直撃！　シンソウ坂上』（フジテレビ系）でのこと。今回の放送は、今年で川島さんとの結婚１０年の節目を迎えた鎧塚さんに、番組ＭＣの坂上忍（５１）が直撃。川島さんの闘病生活や思いを明かすという内容だった。

　２００９年の結婚から約１年後、鎧塚さんは網膜の血管が詰まって出血する病に侵され、左目の光を失ってしまう。それでも川島さんの支えもあり、鎧塚さんは失明の苦難を乗り越え、その年の９月には夫婦の大きな夢のためにエクアドルを訪問。９０００坪もあるカカオ農園に３３３３本のカカオの苗木を植えたという。

　その３年後、川島さんは人間ドックで“肝内胆管がん”と診断され、６か月後の２０１４年１月、１２時間にも及ぶ手術が行われた。しかし、その半年後の７月、川島さんにがんが再発。医師から「あと１年はもたないです」と余命宣告を受け、２０１５年９月２４日、川島さんは５４歳という若さで亡くなった。

　それから３年半、坂上に「なお美さんの死をどう受け止めている？」と問われると、鎧塚さんは「“忘れないといけない”とも思わないですし、“忘れちゃいけない”とも思わないです」「もし、いつかまた恋をすることがあるかもしれない。でも、それは女房を忘れてその上に新たに塗り替えたり、そういうことではない」と言い、今でも部屋には川島さんの写真がいっぱい飾ってあると明かした。

　そして最後、鎧塚さんは川島さんに贈るホワイトデースイーツとして、夫婦で植えた苗から育った自家製カカオを使ったスフレ、“スフレ・ショコラ・エクアドル”を披露。川島さんが口にすることができなかったスイーツに、「なにこれ？　オシャレな食べ物」と驚いた坂上が作りたてを試食すると、感激した様子で「めっちゃおいしい！」と絶賛した。

　これを見ていた視聴者からは、ツイッター上で「ヤバイ、泣いたー」「愛するご主人と出会えたことは純粋にうらやましい」などと感激の声が。しかし、その一方で、昨年４月発売の写真週刊誌で、女優の西川可奈子（３１）とのデート現場を報じられたことから「２２歳年下の新恋人がいるって事実がなければいい話だった」などと、鎧塚の言葉を素直に受け止めることができないという声もあった。