舞台『刀剣乱舞』会場替わりキャストに“審神者”阿鼻叫喚の画像
※画像は舞台『刀剣乱舞』公式サイトから

 きた。きたきたきた。3月23日に開催された『Anime Japan 2019』にて、舞台『刀剣乱舞』の新情報が公開されたのだ。3月17日に第二弾のキャストが発表され浮き足立っていた、そのたった6日後に、こんな追加発表が来るなんて。

 追加キャスト、『謎の人物』。 

 ……やっぱり!! という声がどこからともなく聞こえてくる。実際、審神者の9割は想像してたでしょう。そうでしょう。

 当日13時よりニトロプラスブース、マーベラスブース、東宝ブース、DMMブースにて配布された新作公演のチラシ。その上半分に、ドドンとアップの『謎の人物』。写真の左下には、キャストとして梅津瑞樹さんのお名前が。

 恥ずかしながら存じ上げなかったので調べたところ、梅津瑞樹さんは現在26歳で、『虚構の劇団』という団体の劇団員さんなんだとか。しかも現在、愛媛県で公演真っ只中とのこと(3月24日まで上演)。2.5次元舞台では『魔界王子 devils and realist』シリーズに出演経験あり、と。ふむふむ。小夜左文字を演じていた納谷健(23)さん以来の、劇団に所属する俳優さんかぁ。

 いや、正直ね、誰がこのキャストを予想できた?

 キャスト欄では謎の人物となっているが、おそらくはゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』で2018年10月末から11月下旬まで開催されていたイベント『特命調査 聚楽亭(じゅらくてい)』での報酬だった『山姥切長義』を演じるのだろう。この山姥切長義は名刀『山姥切』の本歌であり、今日この日まで、彼は山姥切国広を演じている荒牧慶彦(29)が2役を演じるのでは? とも言われていたのだ。

 それだけに、とても驚かされた今回の発表。しかも聚楽亭はゲームでは“近侍のいる第一部隊は出陣できない”という決まりがあり、一度の出陣もかなり時間がかかるものだったため、そのあたりの設定がどこまで舞台本編に関わってくるのか楽しみで仕方がない。(とここまで考察しても、いい意味で期待を裏切ってくるのが刀ステ。正直、今の時点ではまったく予想がつかないけど、もう手のひらで踊らされる覚悟はできてるよ!)

 さらに、配布されたチラシの裏面には、“次期 特命調査に備えよ。”の文字も。

 こちらはゲームの新情報とのことだが、今年一月の『映画 刀剣乱舞』公開後からの新規ファン層へ向けたイベントの“復刻開催”なのか、それとも新たな合戦場でのイベントを指すのか……?

 そして注目すべきは、会場替わりでの刀剣男士の出陣が決定したことだ。東京公演では小夜左文字(納谷健・23)、大阪公演では骨喰藤四郎(北川尚弥・22)、兵庫公演では不動行光(椎名鯛造・32)、そして東京凱旋公演では歌仙兼定(和田琢磨・33)が出陣する。嬉しい、嬉しいよ。しかし大変遺憾なのである。考えてみてほしい、ただでさえ取れない刀ステのチケット。それが会場替わりともなれば、ますますチケット戦争は熾烈を極めるだろう。誰かは必ず誰かの最推しなんだよおおおお! やめてよつらいよおおおおお!!

 会場のキャパ、そして公演日数を考えると、東京公演は約1万1400人、大阪公演は約1万3700人、兵庫公演は約4500人、東京凱旋公演は約2万1900人。そんな限られた人数しか推しが拝めないのだ。今回は出陣する刀剣男士も過去最多だし、今はただ、来月から早速始まるチケット先行が怖くて仕方がない。(オタク文化コラムニスト/椿みつこ)

※画像は舞台『刀剣乱舞』公式サイトから

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