森本レオ子のぱちんこ堅勝ゼミナール
第66回 パチンコの「革命的大事件」!? 

 みなさん、ご無沙汰しております。気がつけば約1年もの間、更新をサボっておりまして、大変申し訳ありません。私のこと、覚えていますか? 愛・おぼえていますか?(そういえば『マクロスF』の新台、評判いいですね!)

 すっかり負けキャラが定着しているにもかかわらず、手堅い勝ち方を指南し続けているパチンコライター(&一児の母)の森本レオ子でございます。それなりに仕事と育児に精を出しながら、ヨガや麻雀で息を抜く。そんな相変わらずな毎日を過ごしていたら、あっという間に1年がたっておりました。

 2014年4月に『日刊大衆』で連載をスタートしてもう5年。私も今年で35、息子はもう4歳になっちゃいましたよ。時間がたつのは早いですね~。

 パチンコを取り巻く環境は相変わらずで、打ち手にとってもホールにとっても、厳しい状況が続いています。1年前と比べて、残念ながら勝ちやすくなったとは言えませんね。少なくとも東京五輪が終わるまでは、状況が上向く可能性は低いといわれており、「それまでの辛抱だ」と一縷の望みを託しながら、毎日パチンコホールに足を運ぶ毎日です。

 けして勝ちやすい状況になっていないとはいえ、実は立ち回り、つまりパチンコで勝つための戦法については、バリエーションが増えました。これまでは、パチンコで勝つ唯一無二の方法といえば「回る台を打つ」ことでしたが(過去回を参照)、最近はそれ以外の方法も確立されつつあります。

 それはズバリ、「高設定を狙う!」なのです。

「それってパチスロの立ち回りなんじゃ……?」と思った皆さま。そうなんです! まさにパチスロと同じなんですよ。実は昨年の8月から、パチスロ同様に、最大6段階の設定を設けた「設定付パチンコ」が導入されているんです!! 

 つまり、機種によっては、お店側がパチンコ1台1台の当たりやすさを調整できるようになったということ。これはコラムの更新をサボっていた約1年の間に起こった、革命的な大事件ですね。

 最初に話題となったのは、『Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴ』でしょうか。機種名に「革命」と入っている通り、まさにパチンコ業界に革命を起こした台で、稀代の革命家(?)であるT.M.Revolution×水樹奈々の楽曲が延々と流れ続ける最高の一台です。

Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴ

『Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴ』(SANKYO)
(C)SUNRISE/VVV Committee, MBS

 余談ですが、私は20年来のT.M.Revolutionファン。初期の楽曲に関しては、イントロを1秒聴いただけて曲名をズバリ当てられるという特技を持っています。しかし、その特技を活かせたことは、残念ながら34年の人生でたったの一度もありません(涙)。

 話をパチンコに戻しましょう。昨年8月に導入された『ヴァルヴレイヴ』には、設定1から設定6まで、6段階の設定がついています。これはパチスロと同様、数字が増えるにつれて勝ちやすくなり、最高設定の「6」は勝率、期待値ともにもっとも高くなっています。

 では、設定が良いと、どうして勝ちやすくなるのか?

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