■沖縄は長寿県でなくなってしまった

 熊本県の宇土市は有明海で取れる海苔が名産。海苔には認知機能や血管によい働きを促すEPAや葉酸が含まれている。

 大分県大分市は、アサリの購入数量が全国2位、焼肉の消費金額が全国2位と、疲労回復に効果のある食品を多く摂取しているため、長寿。

 最南端の沖縄県は、1995年には平均寿命で全国4位だったが、現在は36位と大きく順位を落としている。ではなぜ、沖縄は“長寿県”でなくなってしまったのか。「戦後、食生活がアメリカ化されたことが原因だと思われます。実際、肥満率が全国で1位なんです」(矢野氏)

 さらに、米軍関連の病院が各地にあるため、救急体制は発達しているんです。本土から研修に行く医者もいるくらいです。ただ、“逆さ仏”と言われているように、高齢者は長生きして、若者が先に死んでしまう傾向があります。沖縄の最近の習慣は、“飲んだ後の締めがステーキ”ですからね」(秋津院長)

 ただ、「長生きできる町」に住んだからといって健康になれるわけではない。秋津院長は、自己管理の必要性を説く。「簡単にできる自己管理として体重と血圧のチェックをお勧めしたいです。体重計と血圧計を買うだけで、病気を早期発見できますから。体重が増えれば肝臓病や糖尿病の予備軍で、血圧が高くなれば脳梗塞や心筋梗塞の危険性がある」

 さらに、異性に関心を持ち“生涯現役”を目指すことも、長寿においては不可欠なんだとか。長寿には「住・食・性」の充実が大切なようだ。

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