安倍晋三首相
安倍晋三首相

 4月1日、新元号が発表される。新たな時代の幕開けに胸躍らせる人がいる一方、「どうせ何も変わらない」と、ドッチラケ気分の向きも少なからずあるようだ。

「結局、元号が変わっても、生活が良くなるわけじゃない。景気だって悪いし、給料は上がらないし、とても浮かれる気分にはなれないよ」(50代の会社員)

 その根底にあるのは、やはり、国民の幸福を追求するはずの安倍晋三首相と、その内閣に対する不信感に他ならない。長期政権となった安倍内閣の“ひずみ”がここにきて次々と露呈。庶民の怒りは、どんどん増大しているのだ。

「安倍政権にとっては、勤労統計の不正問題が発覚したことが非常に痛かった。これで国民の疑心暗鬼が、さらに深いものになったのは間違いありませんからね」(全国紙記者)

 賃金上昇、雇用回復をうたっていたアベノミクス。しかし実は、厚労省がそれを裏づける統計データを都合よく“捏造”していたことが発覚。実際はマイナス成長であることが明らかとなった。

「フタを開けてみれば、景気がまったく改善していなかったわけですからね。今年10月からの消費税アップが控える中、本当に大丈夫なのかと、国民の不安が募るのは当然のことでしょう」(前同)

 連日、ツイッターで舌鋒鋭く安倍首相批判を繰り返す、落語家の立川談四楼師匠も、こう憤慨する。

「官邸が深く関与して、政権に有利なように統計をいじっていたことは確実なのに、証拠がないからと、“官僚が悪い”で今回も逃げ切ろうとしている。本当に許せません」

 振り返れば、自衛隊のイラク・南スーダンの日報隠蔽から財務省のセクハラ問題まで、官僚がらみの不祥事が明らかとなるたびに、安倍政権は関与を否定。モリカケ問題では、近畿財務局職員から自殺者まで出たにもかかわらず、問題の核心部分は、今なおウヤムヤにされたままだ。

「官僚は安倍首相の顔色をうかがい、忖度ばかり。安倍首相は、その場その場をダラダラした答弁でしのいで、最後は“数の力”に頼る。この構造は、政権が続く限り、変わらないでしょう」(政治ジャーナリスト)

 前出の談四楼師匠も、この意見に同意する。

「安倍さんは、平気で嘘を言うところが一番の問題。沖縄基地問題にしてみても、“丁寧に説明する”なんて、口では殊勝なことを言いながら、実際は強権で推し進めていますからね」

 今の日本にとって本当に必要なのは、新しい元号よりも、新しいリーダーなのかもしれない。

「安倍内閣が制定に深く関わった元号なんて使いたくない。むしろ、改元をきっかけに総辞職してくれたほうが、よっぽど新しい時代が来ると思うんですがね」(前同)

 イチローより、シンゾーにこそ引退してほしい!?

 新元号発表日である4月1日発売の『週刊大衆』では、この他「佳子さまと小室圭氏の結婚」についての最新情報など多ジャンルの記事を掲載している。

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