■番組2大エースが抱える問題

 しかし、他にも低迷の理由があるという。それがなんと、長年にわたって人気を牽引してきた番組の功労者、イモトアヤコと出川哲朗だというのだ。放送作家が語る。

「イモトさんは2007年に『イッテQ!』に初登場し、“珍獣ハンター”やキリマンジャロ登頂などに奮闘する姿で、一気にお茶の間の人気者になりました。ところが最近は、ドラマ『家売るオンナ』(日本テレビ系)シリーズや、2018年放送の『下町ロケット ゴースト』(TBS系)などでの女優としての活躍、さらにはCMにも多数出演するなど露出が急増。バラエティは他には出ていませんが、“イモトは『イッテQ!』じゃないと見られない”というプレミアム感がなくなってきたんです」

 同じく、『イッテQ!』のスーパースターである出川哲朗にも、ある異変が生じているというのだ。前出の放送作家が語る。

「このところ、出川さんがめちゃくちゃ疲弊しているんです。特に2017年4月に『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(テレビ東京系)が始まって以来、カメラが回っていないところだと、本当におじいちゃんみたいな動きしかできない。他の仕事で超多忙な中、『充電させてもらえませんか?』は終日ロケで、拘束時間も長く、自分で電動バイクを運転しなければならないので、体力を劇的に消耗するということもあるのでしょう。24日の『イッテQ!』でも、出川が落ちていた野球のボールを踏んであっけなく転倒するシーンが放送され“世界一静かな捻挫”とのテロップで笑いにしていましたが、笑いごとではない。そのうち深刻な事故になるのでは、と視聴者が心配になるレベルの疲れ方ですよ。

 イモトは“慣れ”、出川は“疲れ”という、テレビにとって呪いともいえる2つの要素が出ている。『イッテQ!』エース2人の異変が、ここ最近の視聴率低迷の原因とささやかれています」

『イッテQ!』は「テレビの呪い」をふりほどき、かつての勢いを取り戻せるか?

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