宝くじ幸運の女神・近藤綾さん
宝くじ幸運の女神・近藤綾さん

 激流に逆らって川をのぼる力強さから、縁起がいいとされる鯉のぼり。その力に便乗し、億万長者を狙え!

 今年も春の訪れとともに、『ドリームジャンボ宝くじ』が発売。宝くじアナリストの山口旦訓氏が解説する。「ドリームの最高賞金額は、1等3億円、前後賞各1億円の計5億円。“ミニ”も合わせれば10万円以上の当選本数が4万7495本もあります。しかし、ただ漫然と買っても当たるものではありません。そこで今回は、最新データの分析に加え、自然の力と日本の伝統文化にあやかるべく、 全国の鯉のぼり祭りに着目してみました」

 まずは北海道札幌市南区。その外れに位置する定山渓温泉といえば北海道を代表する温泉地だが、その豊平川上空では、この季節、約400匹の鯉のぼりが泳ぐ。すでに30年以上の歴史を誇るお祭りなのだ。

 ここと同じ南区にあるのが、藻岩イオンCCだ。この売り場は、過去に1億円以上の大当たりは2度出ている。1回めが99年ドリームの1等2億円、2回めが08年年末の1等前後賞3億円だ。「実はこの売り場から昨年月末、スクラッチで300万円が出て、地元では大騒ぎになっています。こんな高額、まず出ませんから。それに過去2回の大当たりの間隔は、前回大当たりからと同じ約10年。この300万円はドリームで大当たりが出る前兆かも(笑)」(売り場責任者)

 雪解けの激流をのぼる鯉のパワーが期待できそうだ。

 南に下って、秋田県。県下の大当たり売り場といえば、“猫の足跡”の広面CCが有名だが、近年、知名度をグンと上げているのが由利本荘市の売り場。中でも本荘イオンCCは、開店直後の10年年末に2等1億円、16年年末もミニ1等1億円の大当たり。「ジャンボ以外でも、12年4月発売の『春爛漫くじ』で1等前後賞1億円が出ています。おまけに、16年年末にはすぐ近くの本荘中央CCでもミニ1等1億円が出たため、今では両売り場で購入される方も少なくありません」(売り場責任者)

 そんな同市内の宿河川公園では、この季節、100匹以上の鯉のぼりが揚がり、「東北5大鯉のぼり祭り」の一つに数えられるほど。「桜の開花が遅いので、花見と鯉のぼりを一緒に祝います」(同)と“春のパワー”もダブルと来れば、なおさら期待は高まる。

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