「石切丸」復元! 刀剣乱舞が動かした“歴史”と審神者の画像
画像は『ミュージカル刀剣乱舞』公式サイトより

 審神者の皆さんこんにちは。みほとせロスってませんか。大丈夫ですか。私はなんとか『ミュージカル刀剣乱舞 阿津賀志山異聞~巴里~』のDVDで寂寥感をしのいでいるところだ。ンッ、推しの笑顔が尊い。

 さあ。『ミュージカル刀剣乱舞~三百年(みほとせ)の子守唄~』終演から一週間。終演後に、吾兵を演じた高根正樹(25)さんが実は稽古中に全治2か月の骨折をしていたことを明かしたりと、衝撃的な報告もありましたが、さらなる驚きと喜びのニュースが。

 重要美術品「太刀 石切丸」の復元刀を奉納する『創建2677年 石切劔箭神社 “刀剣奉納”プロジェクト』。3月26日より「BOOSTER」にてクラウドファンディングされていて、4時間弱で目標金額の1000万円に到達したというのは、もう皆さんご存知なのでは。これまでも刀剣乱舞に出てくる刀が復元されることはあったが、これほどの規模とスピードは前代未聞だと思う。あれほど話題になった「蛍丸」復元の時でさえ、5時間で550万円だったからね。

 このプロジェクト、平たく言うと「石切丸の茎尻の錆と和釘を玉鋼に混ぜて、その鋼で作刀する」というもの。しかも、その際使用する炎は、石切劔箭神社の御神木の枝で熾されたものらしい。

 刀“そのもの”の一部を使って刀を打つ。え、石切丸、本当にお父さんになるの……?(咽び泣き)みほとせの後のこのタイムリーな時に、なんと言う神プロジェクト。

 なぜ今回のプロジェクトを行うかと言うと、現在所蔵している石切丸は、現在までの間に幾度か研磨され、その姿は作刀当時より小さくなっている。そこで「作刀当時の姿」の石切丸を復元し、奉納しようというわけだ。確かに石切丸、実際に見てみると“大太刀”と言うわりには細くて短くてびっくりした記憶がある(まあもちろん平安時代の刀だからと言うのもあるけど)。

 という訳で私も早速パトロンになってきた。これは余談だが、パトロンという言い方はなんだかソワソワする、ね。2500円から50万円(現時点で4人が申し込んでいるのに驚き!)まで幅広いコースがある中、今回私が選んだのは、一番支援者の多かった7000円のコース。石切丸グッズが盛りだくさんの贅沢なリターンだ。申し込みの際に応援メッセージを送ることもできるので、あなたも熱い思いの丈をぶつけてみてはいかがだろうか。

 そして何より嬉しいのが、プロジェクトを支援すると、「石切劔箭神社ホームページ」「季刊誌『いしきりさん』」「支援者名簿」に名前が掲載されること。なんとこの支援者名簿は刀とともに奉納してくださるらしい。これであなたも歴史の生き証人! その際は申し込みの「その他備考欄」に必ず『名前』を記載しなければならないので要注意だ。

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