広瀬すずと広瀬アリス、春ドラマ“姉妹対決”の行方の画像
広瀬すず(左)広瀬アリス(右)

 連続テレビ小説なつぞら』(NHK)が好調だ。4月1日の初回放送は平均視聴率22.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と高い数字をマークし、今後も話題となることは確実だ。そうなるといよいよ目が離せないのが 広瀬すず(20)と広瀬アリス(24)の姉妹女優対決だろう。広瀬アリスもこの春の月9ドラマに出演することで、注目を浴びているのだ。

 もともと世間的に注目されたのは姉のアリスよりも、妹のすずが先だった。すずは2012年に雑誌『Seventeen』(集英社)のモデルとしてデビューすると、15年に『学校のカイダン』(日本テレビ系)で、ドラマ初主演。これでブレイクして同年の映画『海街diary』に出演して、一気にその知名度を高めた。

 その後も16年の映画『ちはやふる』やドラマ『anone』(日本テレビ系)に主演するなど、スクリーンでもテレビでも若きヒロインとして大活躍。それと同時に16年の『怒り』、17年の『三度目の殺人』といったその年を代表する映画に脇役で出演し、演技力の高さを世に知らしめてきた。昨年は『NHK紅白歌合戦』の司会も務め、100作目とNHKが気合を入れて作る朝ドラ『なつぞら』ではヒロインと、いよいよ国民的女優になりつつある。

 一方で、先にブレイクした妹すずの裏で、地道に評価を獲得してきたのが姉の広瀬アリスだ。すずより3年早く『Seventeen』でモデルデビューすると、10年のドラマ『明日の光をつかめ』(フジテレビ系)でヒロインを務め、女優に転身する。しかし以後は数多くの作品に出演しながらも、“広瀬すずの姉”という見方をされる時期が長く続いた。

 その評価を大きく変えたのは、17年下半期の朝ドラ『わろてんか』だろう。リリコという元気のいい女芸人を等身大で演じ、コメディエンヌとしての評価を一気に高めることになった。滝藤賢一(42)とのダブル主演が話題となったドラマ『探偵が早すぎる』(日本テレビ系)では、顔芸やリアクション芸も披露し、美人ながら笑いもとれる実力を証明した。

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