『サザエさん』磯野波平“ワカメも泣いた”老化現象で、ついに萌えキャラ化の画像
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 まさか、ひと月の間で2度も“老人ネタ”を持ってくるとは……。3月3日放送のアニメ『サザエさん』(フジテレビ系)の「うちの迷子」というエピソードで、街中で迷子になり警察に保護されてしまい家族をあきれさせた磯野波平・54歳。3月31日放送の「うっかりでガックリ」というエピソードでも、またも波平が“老人ネタ”を繰り出し、視聴者のどぎもを抜いてしまった。

 これはタイトル通り、「うっかり」が多くなった波平が、自分の年齢を気にして若くあろうと奮闘する話。だがそのいずれもが失敗に終わってしまう。

 ある日、会社で若い社員から「今朝の新聞」を頼まれた波平は、自分のコートのポケットをまさぐり、そこに飴玉が入っていたことに気づき社員たちに配って回った。だがそのコート自体、実は波平のものではなく部長のコート。勝手に人のコートから飴玉を取り出して社員に配るという、ありえない「うっかり」をしてしまう。

 またその前日の朝には、いつまでも寝ているカツオを叩き起こそうとしたものの、「今日は日曜か」と納得して2度寝。フネに「カツオは春休みです」と叩き起こされてしまう「うっかり」をした。

「わしも若くないのか……」と凹んでしまい、布団に潜り込むものの、そこは一家の長として「ええい! 年がなんだ!」とすぐに奮起。しかし、顔を洗って気合を入れたものの、おでこに眼鏡をかけた状態で「母さん、わしの眼鏡を知らんか?」とフネに醜態を見せてしまう。

 開始3分ほどボケっぱなしだった波平のエンジンはその後も止まらず。空き地から転がってきたボールを蹴り返そうとして尻餅をつき、子どもたちに「大丈夫ですか? お爺さん」と心配される。居間に置かれていた『10歳若返る美容体操』という本のポーズを真似して、腰を痛めて一人で起き上がれなくなり「起こしてくれー!」と大声で助けを呼ぶなど、やりたい放題だった。

 もはや「うっかり」でもなんでもないミスを連発していた波平を家族も心配し、特にカツオとワカメはどこか寂しげ。なんとか波平に活気を取り戻してもらおうと、波平を神経衰弱に誘い、分かりやすいヒントを出すものの、ここでもやはり波平はまるでカードをめくることができず。ワカメは「その隣なのに……」と泣きそうな声でつぶやいていた。

 ラストは磯野家全員が“うっかり一家”だという明るい団欒で話は終わったが、ネットでは波平のたび重なるうっかりに、ツッコミが集中。「波平、いよいよボケてしまったのか」「波平完全にボケ老人じゃないか」という声や、「まさかこんなに早く波平のボケエピソードが見られるなんて思わなかった」「最近、波平のお爺ちゃんネタ多くないか?」「ボケた波平かわいいな」「やっぱ波平が磯野家で一番かわいいキャラだ」といった絶賛コメントすらあった。

 エピソードの最後では、休日にぐっすりと布団で寝ていた波平が、まさかのトリプルブッキング。約束をしていたのを忘れ、ゴルフ・釣り・囲碁というそれぞれ違う客人を玄関先で待たせるというオチまでついた。波平も54歳、寄る年波には勝てないということか。

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