米津玄師、親友・wowakaさんの死に深い悲しみ「他に何も手がつかない」の画像
※画像は米津玄師のオフィシャルブログより

 4月10日、シンガーソングライターの米津玄師(28)が自身のブログを更新。5日に急性心不全のために31歳の若さで死去した、ロックバンド「ヒトリエ」のボーカル・ギターのwowaka(ヲワカ)さんへの追悼のメッセージをつづった。

 この日、米津は「野暮」というタイトルでブログを投稿し、「こういうの書くの野暮かな、とか思ったりもしたけど、他に何も手がつかないし、気持ちに整理をつける為にもやっぱり書きたいと思う」と切り出し、親友のwowakaさんが亡くなった事実が受け止められない様子。

 wowakaさんについて、米津は「出会ったのは10年くらい前のニコニコ動画だった。当時の自分からすると今まで聴いたことのない鮮烈な音楽を作る人だった。恐らく誰しもそう感じてたと思う」と語り、「彼にだけは負けたくないと勝手にライバル視していた。それ以上に尊敬していたし、多大な影響を受けた」と、リスペクトしていたことを明かした。

※画像はロックバンド「ヒトリエ」の公式サイトより/wowakaさん(左から2番目)

 それ以後、急速に仲が深まっていったそうで、「年を重ねるごとに飲みに行く頻度が加速していき、最近は週二、三で飲んだりしてて、結局同じ話の繰り返しでもう喋ることもないのに静かにお酒を飲んだ」「僕がしょうもない話をすると顔をくちゃくちゃにして笑ってくれるので、進んでしょうもない人間になろうと努めた。するとたまにマジで嫌な顔するので、申し訳ねえなと思いつつ、それはそれで結構愛おしかった」と、プライベートでの二人のエピソードを紹介。

 米津は「なんとかできなかったのかな、と今も考える。恐らくこれからずっと考え続ける気がする。ハチくーんっつってそこの扉から入ってきてほしいと今でも思ってる」と、wowakaさんの死にいまだ実感が沸いていないことを告白。「僕にとって彼はライバルであり、親友であり、どこか兄のようでもあった。でも亡くした。今は虚しいけど、それも時間が攫って行くんだろうなと思う」と気丈にコメントした。

 最後に米津は「wowakaさんを愛してた人たちの心痛は計り知れません」と気遣いながら、「とりあえず僕は、なるたけ今までとおんなじように生きていこうと思います」「結局免許取りに行けなかったし海にも行けなかったですね。一緒にいて楽しかったですよ。ばいばいまたのんましょーね」と、天国のwowakaさんにメッセージを贈った。

 このブログを読んだファンから、米津のツイッターにコメントが殺到。「米津さんが大好きで、その人の大切な人が亡くなって悲しくて仕方がない」「少しでも心穏やかなときが増えることを願います」「どんな気持ちなのか計り知ることができませんが、声を聞かせてくれて少し安堵しました」「彼を大切に思っている温かい気持ちが供養になると思います」「大切な思い出を聞かせてくれてありがとうございます」など、さまざまな感想が寄せられていた。

※画像は米津玄師のオフィシャルブログ、ロックバンド「ヒトリエ」の公式サイトより

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