サザエさんとVtuberがコラボ!? 奇跡の融合に「時代の変化」と話題騒然の画像
※画像は日清食品『カップヌードル』公式サイトから

 1969年の放送開始から、今年で放送50周年を迎える長寿アニメ『サザエさん』(フジテレビ系)。4月7日の放送で、Vtuberの「キズナアイ」によるCMが流れたことで、その時代の変化に驚いた視聴者が多かったようだ。

 長らく『サザエさん』では、大手電機メーカーの東芝がメインスポンサーを務め、オープニングでの「エネルギーとエレクトロニクスの東芝がお送りいたします」というサザエのナレーションが定番だった。

 だが東芝は、2018年3月末でスポンサーを撤退。同年4月より「西松屋」や「Amazon」らがスポンサーになったことで、放送中に挟まれるCMにも変化がでてきた。この日の放送で話題となったのは、波平とマスオが「新人さん」を激励するという2つ目のエピソードが終わった直後に流れた日清食品のCM。これは、4月1日に発売となった新商品『カップヌードル 味噌』の新CM『とりま味噌食べよう篇』で、バーチャルYouTuberのキズナアイが味噌蔵を見学するというもの。

 寺尾聡風の渋めの男性の声による「1300年も前から存在する味噌を、今更カップヌードルが新発売するそうです」というナレーションのあと、おもむろにキズナアイが「そこがミソ!」と登場。味噌蔵の職人が、メガネを曇らせながら『カップヌードル 味噌』を食べているのを見つけ、「食べたみ~!」とうらやましそうな顔を見せるという内容で、ラストはメガネをかけた別カラーのキズナアイが浜辺を背景に「塩も良し!」と『カップヌードル スモーキーブラックペッパーSio』をすすめる。

 キズナアイとは、2016年に生まれたバーチャルYouTuber。3DCGによるキャラクターアニメーションをYouTubeに投稿する“VTuber”の草分け的存在で、チャンネル登録数が、ゲーム実況用のアカウントを含めると380万人を超える人気キャラクターだ。

 これまでのサザエさんのCMにはなかった最新型アイドルの登場は視聴者にも新鮮だったようで、放送中から大反響。「サザエさん見てたらキズナアイのCMが見れた!」「サザエさん見てるとキズナアイが見られるのか すごい時代だ」「サザエの枠で流れるなんてすごいなキズナアイ」「時代の変化をすごい感じた」と好評の声がネットに続出した。

 4月3日からオンエアとなったこのCM。サザエさんでは初の登場となったが、日清食品は4月11日、あまりの売れ行きで供給量が確保できないため、『カップヌードル 味噌』の販売を一時的に休止することを発表した。ここのところ高視聴率を連発している『サザエさん』だけに、キズナアイのCM効果が思いの外大きかったのかもしれない?

※画像は日清食品『カップヌードル』公式サイトから

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