■フジテレビ“救世主”坂上忍の降板の日
2014年3月31日に『森田一義アワー 笑っていいとも!』が終了したことで、翌4月1日からスタートした『バイキング』。2014年から2015年にかけては連日低視聴率が続いていたが、2016年から時事問題を取り上げるようになり視聴率が上昇。2018年3月21日には番組史上最高となる8.1%を記録した。
いってみれば、フジを救ったのは坂上ともいえるが、4月17日の放送では、お笑いコンビ・おぎやはぎの小木博明(47)が、「ネットを見ると『バイキング』すっごい叩かれている」と現状を指摘。小木が続けて、「周りは抹殺しようとしているわけです、『バイキング』を」と、ネットで同番組がかなりの批判を受けていると説明すると、坂上は「絶対にネット見ない。ネットを見た途端、涙を流して泣いちゃうかもしれない」と、立場の悪さを嘆いた。
「さんまやヒロミの指摘、ネットを見ないということもあり、独善的な司会になっているのが現在の坂上ですよね。4月18日に『週刊女性PRIME』が発表した『上司にしたくない芸能人』でも坂上がぶっちぎりの1位となりましたが、納得の結果かもしれませんね」(前同)
だが、坂上を知る芸能プロ関係者はこう言う。
「痛快な毒舌が売りの坂上さんですが、実は、メンタルはそんなに強くないそう。“ネットを見た瞬間、泣いちゃうかも”という発言も本音でしょうし、正直、『バイキング』のように芸能人や他者を斬っていく番組もつらいそうです。できることなら2018年10月から始まった『坂上どうぶつ王国』(フジテレビ系)だけに集中したいみたいです。周囲には“『バイキング』は長くは続けられない”と語っているそうで、きりのいい来年、2020年、東京五輪後の卒業を考えているとも聞こえてきますよ。でも、さんまさんの痛烈なダメ出しは相当こたえてそうだから、もしかすると卒業の時期が早くなってしまうかもしれませんね……」
これから先も坂上は、現在のスタイルを貫けるのか。『バイキング』の今後を見守りたい。