国分太一(TOKIO)
国分太一(TOKIO)

 業界関係者の間で、今年9月いっぱいでの打ち切り説がささやかれている朝の情報番組『ビビット』(TBS系)。

 4月14日の『日刊ゲンダイDIGITAL』では、2015年の番組スタートからメインMCを務めていたTOKIOの国分太一(44)が番組を降板し、次の新番組のMCに落語家の立川志らく(55)の名前が挙がっていると報じた。

 同時間帯には、8時から8時15分まではNHK朝の連続テレビ小説なつぞら』が視聴率20%前後と絶好調。その後を受ける博多華丸・大吉近江友里恵(30)アナの『あさイチ』が12~13%と余裕の二桁超え。それに次ぎ高視聴率なのが、羽鳥慎一がMCを務めるテレビ朝日の『羽鳥慎一モーニングショー』で8~9%前後。フジテレビの『とくダネ!』と日本テレビの『スッキリ』が6%前後で拮抗している。『ビビット』の視聴率は2~3%前後で、これらの番組に視聴率で大きく引き離されている。

 4月18日の『FRIDAY DIGITAL』では、2017年に番組が「放送倫理・番組向上機構」(BPO)から注意を受けた頃から、国分はスタッフへの不信感を抱くようになり、「(番組を)もう辞めたい」と周囲に漏らしていたと伝えている。

「『FRIDAY DIGITAL』は、“視聴率低迷にあえぐ『ビビット』という泥船から国分が計算高く脱出する”と報じていますが、国分の脱出はTBSにとっても好都合なんです」

 と話すのは放送作家だ。さらにこう続ける。

「確かに『ビビット』は、同時間帯の番組で視聴率ダントツの最下位です。国分は番組スタッフへ不信感を抱いているということですが、スタッフサイドもそれを感じて避けているのか、現場で国分は完全に孤立していて話し相手もいないといいます。

 ただ国分も決して評判が良いわけではない。以前から視聴者からも“MCなのに漢字が読めない”“コメントが薄っぺらい”“スポーツ選手へのリスペクトがない”と批判の声がありました。それでも、国分のギャラは、年間1億円にも上るといいますからね……。TBSの本音としては、国分MCではもう番組に上がり目はなく、番組を打ち切りたかった。しかし、ドラマ部門などでがっつりおつきあいがあるジャニーズ事務所との関係悪化を恐れ、それを切り出せなかったと聞こえてきます。今回は、国分サイドから番組を降板したいという話があったようで、国分が泥船から逃げ出すのではなく、TBSにとって“渡りに船”だったのではないでしょうか」

 国分司会の『ビビットの後番組のMCが、立川志らくになればTBSにとってはいいことしかないという。

「志らくさんは、2016年10月からTBSの『ひるおび!』でコメンテーターを務めています。彼の常識的な視点や、独自の辛辣な毒舌コメントは、視聴者にも大人気です。特にシニア層からの支持が高く、今や情報番組やバラエティ番組などにひっぱりだこ。志らくさんを起用することで、朝の時間帯での番組視聴率を伸ばすことができれば万々歳。もし結果が出なくても、ジャニーズ所属タレントがMCでなければ、番組を大幅リニューアルしたり、打ち切ることもはるかにハードルが低いですからね」(前出の放送作家)

 10月から志らくの新番組がスタートし、世の中を切る鋭い毒舌コメントを見ることができるのか、動向を見守りたい。

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