いよいよ令和の新時代へ! 新元号元年の今年、ぜひ足を運んでほしい、あの有名人も訪れた“最強の開運神社”を紹介。さらに、訪れた有名人たちが運と幸せを手に入れることのできた理由を、話題の新刊『全国1万社を巡った僕が見つけた 開運!あやかり神社』の著者で、神社巡拝家の佐々木優太さんに解説してもらった。
※ ※ ※
今回は、引退を発表したシアトル・マリナーズのイチロー選手が事あるごとに参拝していたと言われる神社。米国ワシントン州にあるアメリカ椿大神社だ。
平成を代表するアスリートと言っても過言ではないイチローは、先月、東京ドームでの試合を最後に現役を引退。日本で9年、アメリカで19年の現役生活にピリオドを打った。
会見では、妻の弓子さんに対しても「妻が一番がんばってくれたと思います。僕はゆっくりする気はないけど、妻にはゆっくりしてほしいですね」とコメント。ともに戦ってきた妻をいたわる優しい夫の一面も見せた。
イチローが弓子夫人と共に米国に渡ったのは、2001年のこと。そしてこの年の春、マリナーズへ移籍した彼の歓迎会が、本拠地のセーフコ・フィールドで開催された。このセレモニーのなかでイチローの大リーグでの活躍を祈祷したのが、三重県鈴鹿市にある椿大神社(つばきおおかみやしろ)の宮司と、その分社であるアメリカ椿大神社の宮司だったそう。
ちなみに、アメリカ椿大神社はシアトル郊外にある神社で、このセレモニー以来、イチローは事あるごとにこの神社に参拝したと言われている。
「椿大神社は、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)を祀っている神社です。猿田彦大神は、かつて天から神様の一団が初めて地上に下りてきたときに、地上での案内役を買って出た神様だと言われています。このことから、猿田彦大神は“絶対的な導きの神様”として有名です。人生の大切な門出に参拝するのにぴったりで、人を良き方に導いてくれる縁起の良い神様なのです。
イチロー選手のように、人並み外れた才能を持っている人でも、その才能をどう生かすのか、どちらに進むのかの選択が外れてしまうと、その才能を最大限に生かすことはできません。しかし、イチロー選手は大リーグでも大成功を収めました。この成功の陰には、猿田彦大神がいたのかもしれませんね」(佐々木さん)
人生の大事な節目や門出には、イチローもあやかりを受けた椿大神社に参拝に訪れてみてはどうだろうか。きっとあなたを良き方向に導いてくれるだろう。
椿大神社(つばきおおかみやしろ)
住所:三重県鈴鹿市山本町1871
アクセス:近鉄「四日市」駅下車、バスで約1時間
【プロフィール】
佐々木優太(ささき ゆうた)
神社巡拝家、ラジオパーソナリティー。昭和59年7月7日生まれ、兵庫県出身。これまでに参拝した神社は1万以上、拝受した御朱印は3600を超える。神社の歴史や文化への造詣も深く、神職や一般の方に向けた講演会活動なども行う。近著に『全国1万社を巡った僕が見つけた 開運!あやかり神社』(双葉社)。