新入社員をお酒に誘うには、“男もひかれるオーラ”をの画像
写真はイメージです

Q.大卒の新入社員(22歳・男)が同じ部署に入って来ました。早くなじんでもらおうと、仕事後に飲みに誘うのですが、毎回断られてしまいます。2~3回は偶然予定が入っていたのかと思いましたが、さすがに4度目も断られると、これ以上は誘いづらいです。このご時世、飲み会を強制するのも気が引けます。どうやって距離を縮めればよいでしょうか。(茨城県・男・51歳・会社員)

 相談者の方は51歳。22歳の新入社員にとっては、上司に当たるわけですね。この場合は誘う前に、自然と社内で会話ができるように持っていくべきね。その22歳の社員に対して、取ってつけたことはせずにして、自然にね。それを先に、勉強すべきですね。社内でも自然に会話ができる段階になってから、誘うんやったらいいんですけど、やっぱり50代と現在22歳の若者との考えいうのは、全然違いますから。51歳となると29違うかな。だから親父みたいな立場やね。こと親父と親子関係いうのは、会話にしろ、歩調が合うことないんですよ。

 こういう若い世代のことに関しては、僕は専門ですからね。小学生にしろ中学生にしろ、高校生にしろ大学生にしろ、どういう会話に持っていくかいうのを、ボクシングの指導を通じて、勉強させてもらいました。

 小・中・高・大と、まあ世界が違いますからね。上司として、そうしたことも勉強すべきです。だから普段の会話から、自然と物言える雰囲気を作るべきね。そりゃ、いきなり「一杯飲みに行こうか」って、それではね……。

 あとは、男性でも女性でも、とにかく魅力のある人間て、いろいろおりますから。ぶっきらぼうに物を言っとっただけでも、男もひかれるオーラを持ってる者がおるわけですね。大変失礼なことですけど、この方はそうではない……としたら、部下を誘う前に、社内で自然に会話をすること。

 まず、その人間の気性を先に見るべきね。僕は、そのようにしてるんです。この子には、こういう物の言い方が必要やなって。同じ高校生だからって、誰にも彼にも同じことを言いませんよ。どういう考えを持ってるかを見極めて、相手によって話し方を変えます。僕が一番やりやすいのはヤンチャくれの子。大好きなのよ。そういう子どもらは、ひと言で震えさすね。ヤンチャな子には堅いこと言っても100%無理です。僕もちょっと崩して物言いますよ。仲間として中に入ってやる表現がいるんです。それが接していく秘訣なんですよ。怖い会長といわれても、ちゃんと笑って手を握ったりね。そういういろんなことを僕、してますよ。だから全員ほぼ、その子らは僕のファンになってますよ。やっぱりヤンチャなりにやってる子から、「ああ、この会長はスゴいな」と思われるいうね。

 上に立つ人間は、下の人間に欠点があるとか言う前に、そこをリードしてあげることが一番大事だね。「今時の若者は……」というのは、そう言っている大人が悪い! それは責任ない表現ね。時代が違っても、昔も今も、子どもには変わりはないんですよ。

■雑誌『週刊大衆』で大好評連載中の「KO人生相談」では、『日刊大衆』でも幅広く相談を募集中。誰にも言えなかったお悩みや、ちょっと聞きたい疑問など、山根前会長への相談をドシドシとコチラ(https://taishu.jp/list/info/contact)から送ってください!

あわせて読む:
・博多大吉の“モテ伝説”! 赤江珠緒だけじゃない「有名女優からの禁断の誘い」