祝『令和元年』日本人の9割が知らない「元号トリビア」19連発!の画像
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 4月1日に新しい元号「令和」が公表されたが、日本人の多くが知っている元号は、明治、大正、昭和、平成の4つだろう。“明治の前”を知っている人は、ほとんどいないはずだ(ちなみに「慶応」)。そもそも、元号とは一体なんだろうか?

「元号の始まりは、飛鳥時代の『大化』です。歴史の授業で『大化の改新』を習いましたが、その『大化』です。以降、『平成』まで、247個の元号がありますが、最初に元号を導入した国は中国です。前漢時代の第7代皇帝が、自分の即位した年以降を『建元』と呼ぶことに決定したのが元号の始まりです。

 つまり、元号のそもそもの意味は、『皇帝の治世ごとに定められる』ものだったわけですが、トップが交代しなくとも、様々な理由で簡単に改元がなされるようになっていきます」(東洋史研究家)

 中国では前漢以降、清の時代まで元号が用いられた。「日本や朝鮮、ベトナムといった漢字文化圏では、中国を真似て元号が採用されました。しかし、現在も元号制度を導入している国は、日本だけになっています」(前同)

 世界で唯一元号が残る日本。その秘密を一挙解説!!

■トリビア1
日本には3つの年号ツールがある!!

 まずは当然、元号だ。昭和○年や平成△年のように、元号+数字で記載される。もうひとつが西暦。「平成5年って、西暦何年だっけ?」のような疑問は日常的によくあるが、西暦表記も欠かせない。もうひとつが、「皇紀」だ。これは、正確には「神武天皇即位紀元」と称され、文字通り「初代天皇である神武天皇の即位を元年とする暦」である。神武天皇の即位は西暦で言うと紀元前660年。これで言うと、平成31年(2019年)は皇紀2679年ということになる。神道や古武道関係者の中には皇紀を用いる人も多い。

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