鈴木亮平
鈴木亮平

 いよいよ令和の新時代へ突入! 新元号元年の今年、ぜひ足を運んでほしい、あの有名人も訪れた“最強の開運神社”を紹介。さらに、訪れた有名人たちが運と幸せを手に入れることのできた理由を、話題の新刊『全国1万社を巡った僕が見つけた 開運!あやかり神社』の著者で、神社巡拝家の佐々木優太さんに解説してもらった。

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 今回は人気俳優・鈴木亮平が訪れた、福岡県宗像市にある宗像大社(むなかたたいしゃ)。鈴木亮平と言えば、昨年度のNHK大河ドラマ『西郷どん』で主演を務めるなど、近年ブレイクを果たした実力派俳優の一人。また芸能界屈指の旅好きで、世界遺産マニアとしても有名だ。

 ちなみに、宗像大社とは、九州本土に位置する「辺津宮(へつぐう)」、その沖合の筑前大島に鎮座する「中津宮(なかつぐう)」、さらにその先にある沖ノ島に鎮座する「沖津宮(おきつぐう)」の3つの神社の総称なんだそう。

「この三社に祀られているのはすべて女性の神様で、しかも三姉妹なんです。美しい女神さまたちで、雛人形の三人官女のモデルになったとも言われています。また、宗像大社は、2017年に世界文化遺産に登録されました。特に“神宿る島”として古来より島への立ち入りが厳しく制限されてきた沖ノ島は、現在でも女人禁制です。無人島のこの島に、普段はたった1人の神職が寝泊まりし、交代で島を守っているんですよ」(佐々木さん)

 以前は年に一度、5月に行われる「現地大祭」というお祭りのときにだけ、抽選で選ばれた男性200名のみが上陸を許されていた。

 ちなみに鈴木亮平は、2016年になんとこの200名に選ばれ、沖ノ島にある「沖津宮」に参拝! 沖ノ島に上陸後、浜辺で裸になって禊を行ったときの様子を、自身のブログに以下のようにつづっている。

<水が透き通った、とても綺麗な浜。服を全て脱ぎ、一歩ずつ、海中へ入っていきます。足元はゴロゴロした石。滑らないように気をつけながらゆっくりと。穢(けが)れを落とし、身を清めるために行う禊。水温は、初めは冷たく感じましたが、慣れると暖かくて優しい肌触り。頭の先まで海水に浸かります。ブクブクブク……地上の音が聞こえなくなって、海のうねりと太陽の熱だけを感じます> (鈴木亮平オフィシャルブログより)

 宗像大社に参拝した後の鈴木亮平の大ブレイクは、前述のとおりだ。

「宗像大社の本殿に祀られているイチキシマヒメの神様には別の姿があり、弁財天とも信仰されています。弁財天といえば、芸事や芸術の神様です。鈴木亮平さんは、宗像大社に参拝後にNHK大河の主演に抜擢されるなど、まさにこのイチキシマヒメのあやかりを受けてブレイクしたと言っても過言ではないかもしれませんね」(佐々木さん)

 世界遺産登録後のここ数年は、残念ながら沖ノ島への一般人の上陸は禁止されており、参拝に行くことはできない。しかし、宗像大社のその他の2社へは誰でも参拝することが可能だ。芸事、芸術の運気アップが叶う神聖なパワースポットに、一生に一度は足を運ぶ価値がありそうだ。

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宗像大社 辺津宮 (むなかたたいしゃ へつぐう)
住所:福岡県宗像市田島2331
アクセス:JR「東郷」駅からバスで約10分

宗像大社 中津宮 (むなかたたいしゃ なかつぐう)
住所:福岡県宗像市大島1811
アクセス:JR「東郷」駅から「神湊波止場」までバスで約20分。その後、船またはフェリーで約15~25分。

宗像大社 沖津宮(むなかたたいしゃ おきつぐう)
住所:福岡県宗像市大島沖之島

【プロフィール】
佐々木優太(ささき ゆうた)
神社巡拝家、ラジオパーソナリティー。昭和59年7月7日生まれ、兵庫県出身。これまでに参拝した神社は1万以上、拝受した御朱印は3600を超える。神社の歴史や文化への造詣も深く、神職や一般の方に向けた講演会活動なども行う。近著に『全国1万社を巡った僕が見つけた 開運!あやかり神社』(双葉社)。

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