伊藤健太郎(左)松坂桃李(中)林遣都
伊藤健太郎(左)松坂桃李(中)林遣都

 日本の18~39歳、4人に1人が「性交渉の経験なし」という研究結果を、東京大学とスウェーデンのカロリンスカ医科大学のチームが、4月8日付でイギリスの医学誌に発表した。男性の場合、雇用や収入に関連があるそうだが、実はリアルな男性だけでなく、映画やドラマでも「未経験男子」なキャラが描かれるケースが増えているのだ。

 ツッパリ青春ドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)でトンガリ頭・伊藤真司を演じてブレイクした、伊藤健太郎は、18年12月放送のドラマ『この恋はツミなのか!?』(TBS系)で、恋愛経験がなく、コミュ障気味の冴えないサラリーマンの“未経験男子”を演じた。主役の多恵(柏木由紀)の胸の谷間が強調されるシーンになると、目を丸くして固まってしまうなど、女性を前にいつも動揺してしまうキャラだった。

 16年放送の春ドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)では、松坂桃李が、女性経験がないまま20代後半を迎えてしまった、小学校教師の“やまじー”こと山路一豊を演じた。生徒の母と実習生と、2度もチャンスが訪れたものの、“捨てる”ことに失敗。性教育の授業中に女性のバストがうまく描けず、生徒にまで童貞いじりをされていた。

 ピュアな男性同士の恋愛を描いたドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)で、牧凌太を演じて視聴者を胸キュンさせた林遣都は、25歳の未経験男子3人組を描いた映画『チェリーボーイズ』(18年2月公開)で、見栄っ張りな主人公、国森信一を演じた。共演者たちは林の演技について「童貞にしか見えなかった」「目がヤバかった」と称賛していた。

 17年放送の秋ドラマ『オトナ高校』(テレビ朝日系)は、異性と経験がない30歳以上の男女が、国家の極秘プロジェクト「オトナ高校」に強制入学させられるという異色学園ドラマで、三浦春馬は、プライドが高く、妄想癖があるため、エリート銀行員でありながら未経験だという、“チェリート”こと主人公・荒川英人を演じた。荒川は最終回まで童貞を捨てることができず、「オトナ高校」に在学し続けるという展開だった。

 意外なキャラも見事こなす新世代のイケメン俳優たち。私生活のキャラは作品とどうギャップがあるか、気になるところだ。

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